第8話-�� ⚠︎ ページ46
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⚠︎若干の性表現あり。
涙ぐみそうになった顔を見られまいと、横に逸らそうとした時、･･････ジンは俺の顔を掴んだ。
「──っ！？」
深緑色の瞳に、俺の顔が映り込んでいた。
「──お前の所有者は、俺だ」
俺の顔を掴んでいたジンの手が、俺の心臓の近くへと移動した。
「──拾った瞬間から･･････生かすも嬲り殺すも、俺の気分次第」
ジンの長い髪が流れるのを、俺の視界の端で捉えた。
「貴様は、俺が都合の良い時に使い捨てる為だけの消耗品だと言う事を肝に銘じやがれ」
俺が静かに頷くと、ジンは顔を掴んでいた手をゆっくりと首元へと滑らせた。
「お前が死ぬのは、俺が殺す時だ」
先程までの乱暴さを感じさせない手付きで触れられ、背筋にぞくりとしたものが走った。
「っ、ジッ･･････」
急激に変わったジンの態度に、俺は恐怖心とは別の危機感を覚えていた。
「っぅ、ぁッ･･････くっ」
ジンの指先が喉元を押さえ、緩く力を加えられただけなはずなのに、先程締められた時とは違う感覚になっていた。
──な、に･･････これ。
息苦しさと同時に、腹部に変な違和感を感じていた。
「っン･･････、ッゥ、はぁ、ぅ、ぅっ」
俺は理解のできない感覚に襲われて、何も考えられなくなった。
「っゃ、っ･･････め、ゥ」
じわりと広がっていくような痺れが、身体中を這い回っていた。
「っゥ、･･････っはぁ、ぅァッ･･････」
「──首を締められて喜ぶなんざ、とんだマゾヒストだな･･････ルシアン」
ジンが見下したような視線で、俺に言い放った。
「──っち、ぁ･･････ッ！」
否定する俺の言葉を遮るように、力を込めるジンの口元は歪んでいた。
「何が違う、ルシアン･･････貴様は、苦痛を与えられて喜ぶ変態野郎と何一つ変わりはねえ」
「っ･･････、ッゥ！」
俺は違う、とそう言いたいのに、ジンはそれを許してはくれなかった。
「──め、ッて、ン、ジッ･･････ンっ！」
許すどころか、羞恥に顔を歪ませる俺の反応を楽しんでいるかのように首を弄んでいた。
──早く、飽きて。
回らない頭の中は、それだけしかなかった。
ジンの気まぐれな暇つぶしで、俺の身体がおかしくなってしまう事は望んでいない。
しかし、その願いが叶ったのは、十分以上も後の事だった。
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猫饅頭。(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます！かっこいいジンニキと言って頂けて嬉しいです｡｡。応援ありがとうございます！！ (2023年5月11日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - ジンニキかっこよきでした。更新楽しみにしてます‼︎ (2023年5月10日 23時) (レス) @page6 id: 913dff5ce5 (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» ウォッカは、懐に入った人間には優しくしてくれるという解釈(偏見)です。それ以外の人間には、ジン同様非人道的であって欲しいと個人的には願っています｡｡ (2023年5月9日 22時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夜鷹紫苑 - え?優しすぎませんすか? (2023年5月7日 0時) (レス) id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» コメントありがとうございます！ウォッカのお手製おにぎり、美味しそうですよね...。その人の好みによって具材とか味付けを変えてくれそうです｡｡ (2023年5月6日 21時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年5月1日 12時
