第7話-�� ページ32
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──奴の代わり･･････、9のことか？
俺は男に拳銃を向けたまま、ゆっくりと後退しながら距離を取った。
──くそッ、分が悪いな。
男の後ろには、手下らしき男達の姿が三人いた。
「気に入らねえなぁ、アイツもテメエも･･････。自分を優秀な人間だと勘違いして、なあ？身の程を弁えずに調子こいてるから、こんな風に追い詰められんだよ」
「･･････ッ！？」
背後にいた手下の男達が発泡しながら、俺の背後へと回り込もうとして来た。
俺が三方向から流れてくる弾を掠る寸前で避けると、三人は弾を撃ち切ると同時に殴りかかって来た。
襲い掛かって来た男の一人に俺は足技を食らわせ、体勢を崩した男の襟元を掴むと、そのまま手下の一方へ放った。
「ッ！？うわッ！！？」
投げた先では、床に転がり込んだ男に、案の定手下の一人が躓いて、勢い良く床へ倒れた。
──今のうちにッ！
その光景に動揺しているもう一人の男に向かって、俺は鳩尾を目掛けて拳を打ち込んだ。
「カハッ？！」
男は身体を強張らせたまま、床に崩れて苦しそうに悶えていた。
そんな次の瞬間、鼻先の直ぐ先を弾が通った。
「ッ！！」
「あーあ、外した･･････。あと数センチで目潰せてたのにな」
髑髏の男は、残念そうな顔で俺の事を見ていた。
「･･････趣味が悪いな、弾を身体に当てるだけならさっきので確実だったのに」
「はあ？それだと面白くないだろ？当てたら困る場所じゃねえと、俺の腹の虫が治んねえじゃねえか」
男は拳銃の引き金に指を掛けたまま、ゆっくりと前進して来た。
「っ･･････」
俺は後ろに下がると、壁が手に触れる程までに追いやられている事を認識せざるを得なかった。
男の拳銃の標準は、俺の目に定めている。
──何とか避けるしかない。
男の所有している弾は、俺と同じく先程の発砲したのを除いて残り2発･･････のはずだ。
──本当に？･･････そもそも、配られた弾は一人3発だったのか？
俺は9から拳銃と弾を受け取っただけ、元々その数だったのか実際に見て確認しているわけではないのだ。
「恨むなら目障りな自分を恨めよ？──じゃあなァ･･････」
男の指が引き金を引くのと同時に、俺は全力で走り出した。
「･･････ッ！！」
何発だろうが、俺はこの程度で立ち止まる訳にはいかないのだから。
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猫饅頭。(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます！かっこいいジンニキと言って頂けて嬉しいです｡｡。応援ありがとうございます！！ (2023年5月11日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - ジンニキかっこよきでした。更新楽しみにしてます‼︎ (2023年5月10日 23時) (レス) @page6 id: 913dff5ce5 (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» ウォッカは、懐に入った人間には優しくしてくれるという解釈(偏見)です。それ以外の人間には、ジン同様非人道的であって欲しいと個人的には願っています｡｡ (2023年5月9日 22時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夜鷹紫苑 - え?優しすぎませんすか? (2023年5月7日 0時) (レス) id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» コメントありがとうございます！ウォッカのお手製おにぎり、美味しそうですよね...。その人の好みによって具材とか味付けを変えてくれそうです｡｡ (2023年5月6日 21時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年5月1日 12時
