第7話-�� ページ31
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「次の訓練に移行するッ！今から戦闘訓練を始める！」
基礎トレーニングが終了すると、次は何もない体育館程の広さの部屋に連れてこられた。
「──10秒以内に、ペアを組んで二列に整列しろッ！」
指導官の指示と同時に、横から腕を引かれた。
「──ん･･････」
9が俺を引き連れて整列すると、拳銃と弾を手渡された。
「アンタ、使い方は知ってるのか？」
「知ってる、問題ないよ･･････」
俺は拳銃に弾を装填させ、軽く扱い手に馴染ませた。
──弾は三発、特殊ゴム弾か･･････。
日本の訓練では、実弾しか使ったことがなかったが、変わるのは発射速度と殺傷能力くらいだろう。
「今からソイツで撃ち合いをしてもらう。ルールは簡単だ･･････とにかく他のペアに当てろ。そして、制限時間内に誰にも当てられなかったペア、またペアのどちらかが、一発でも被弾した場合は失格とし、ペナルティが発生する」
ペナルティという言葉を聞き、周囲に緊張感が走った。
「──ペナルティは俺の匙加減だ！欲しくなけりゃあ、殺す気で当てろ！！･･････開始まで、３秒ッ、──2ッ、1ッ･･････GO！！」
開始の合図と共に、それぞれが拳銃を手にして距離を取った。
「──っ･･････！」
次々と発砲音がこだまし、弾丸が空中を飛び交い始めた。
「しっ、死ねえッーーー！！」
男が叫びながら俺の方に向かって発砲してきた。
俺は弾を軽く身を翻して避けると、男の手首に目掛けて発砲した。
「──が･･････ッ！？」
男は被弾した衝撃で手に持っていた拳銃を落とし、手首を押さえて地面に転がった。
「──ハッ･･････、使えねえ奴だな！全弾外してんじゃねえぞ･･････」
撃ってきた男の背後から、悪態を吐きながら歩いてくる男の姿があった。
──さっき睨んできた奴か･･････。
最初の基礎トレーニングの時から、やたらと俺に対して敵意を向けてきた男だった。
「テメエ、新入りの癖に、先輩に対しての敬いってのが足りないんじゃねえか？」
前で組まれた男の太い両腕には、
「出る杭は早めに叩き潰すのが、俺のモットーでな･･････。奴の代わりに、俺専用サンドバッグにしてやるよ」
「･･････」
どうやら俺は厄介な男に、目を付けられたようだった。
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猫饅頭。(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます！かっこいいジンニキと言って頂けて嬉しいです｡｡。応援ありがとうございます！！ (2023年5月11日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - ジンニキかっこよきでした。更新楽しみにしてます‼︎ (2023年5月10日 23時) (レス) @page6 id: 913dff5ce5 (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» ウォッカは、懐に入った人間には優しくしてくれるという解釈(偏見)です。それ以外の人間には、ジン同様非人道的であって欲しいと個人的には願っています｡｡ (2023年5月9日 22時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夜鷹紫苑 - え?優しすぎませんすか? (2023年5月7日 0時) (レス) id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» コメントありがとうございます！ウォッカのお手製おにぎり、美味しそうですよね...。その人の好みによって具材とか味付けを変えてくれそうです｡｡ (2023年5月6日 21時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年5月1日 12時
