第7話-�� ページ29
＊＊
「──･･････ぅ、･････････ん？」
俺は薄暗い部屋の中で、ふと目が覚めた。壁に掛けられた時計を見ると、朝の4時30分だった。
「ふっ、･･････んー、はぁ･･････ねむ」
──そういえば、俺訓練施設に飛ばされてたんだっけ･･････。
日頃の習慣で早朝何もしなくても目が覚めてしまう。
「･･････いたい」
ベッドに触れていた部分が凝り固まっていたのか、起き上がって軽く動かしてみると身体中が軋んでいた。
明らかに睡眠の質は下がっている。
しかし、寝直したところで身体を痛めるだけの様な気がしたため、俺は身体を完全に起こし洗面所で顔を洗う事にした。
俺が部屋で眠気覚ましにストレッチをしていると、隣のベッドで布団が動き出した。
「ふざけんな･･････アンタ、朝っぱらから騒がしい。大人しく寝てろ･･････」
「──おはよう、9。騒がしくした事は謝るよ、ごめん。･･････もっと静かなやつに変えとく」
「･･････」
俺が音を立てない様に動いていると、9は何故か起き上がったままこっちを見ていた。
「･･････」
「･･････なにか？」
「──別に･･････」
午前6時30分になると、金属を激しく叩く音が鳴り響いた。
「──時間だ、全員起きやがれッ！！」
野太い男の怒声が扉の向こうから聞こえてきた。
「──はあ、･･････廊下、アンタも出て」
気怠げに身体を起こした9から、廊下に出るように促された。
薄暗い廊下へ出ると、独房の様な扉の前には大勢の男達が並んでいた。
俺と同じくらいの少年から、中年の男までが混在していた。
──この施設、特に年齢は関係ないのか･･････。
その真ん中をショットガンを持った厳つい顔の大男が、鋭い眼付きで周囲を観察しながら歩いていた。
そんな中、異変は突然訪れた。
「──ぎィqxjgdlfgxlcjzmlxーcjdlあ゛ッーーー！！！！！」
突然、扉の前で立っていた中年の男の一人が奇声を上げながら、通路奥の扉に向かって走り出した。
そして次の瞬間には、銃声と共に床へと転がっていた。
「手間を掛けさせるな、後始末が大変だろうがッ･･････」
男の背中には太い麻酔銃が突き刺さっていた。
無線で呼ばれた男の一人が、中年男を何処かへ引きずっていった。
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猫饅頭。(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます！かっこいいジンニキと言って頂けて嬉しいです｡｡。応援ありがとうございます！！ (2023年5月11日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - ジンニキかっこよきでした。更新楽しみにしてます‼︎ (2023年5月10日 23時) (レス) @page6 id: 913dff5ce5 (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» ウォッカは、懐に入った人間には優しくしてくれるという解釈(偏見)です。それ以外の人間には、ジン同様非人道的であって欲しいと個人的には願っています｡｡ (2023年5月9日 22時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夜鷹紫苑 - え?優しすぎませんすか? (2023年5月7日 0時) (レス) id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» コメントありがとうございます！ウォッカのお手製おにぎり、美味しそうですよね...。その人の好みによって具材とか味付けを変えてくれそうです｡｡ (2023年5月6日 21時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年5月1日 12時
