第6話-�� ページ23
※雰囲気英語です。
＊＊
潜水艦を下りると、すぐ側に停めてあった車に乗り込んだ。
ジンは、運転席に座っている厳つい顔をした男と英語で会話をしていた。
「Is it this kid？The guy who trains this time･･････《このガキか？今回鍛える奴ってのは･･････》」
「That's it. 《ああ、そうだ》」
ジンは煙草を蒸しながら、男の問いに答える。
「Your dog？･･････That's all the more reason,Are you out of your mind?《お前のペットか？･･････なおさら、気は確かか？》」
「Of course. It is useless to hold back《もちろんだ。手加減は無用だぜ》」
男は俺を一瞥すると、溜め息を吐いた。
「Do you speak English？《お前は英語話せるのか？》」
「Yes,I do《話せるよ》」
俺が答えると、男はウォッカに何かを渡した。
「何だこれ･･････」
『23』という番号が刻印されたタグの付いた鎖の輪。･･････恐らく、俺がこれから付ける首輪だ。
「Put on a collar《首輪を付けろ》」
ウォッカは男に促され、俺に首輪を付けた。
「This is your number. Don't forget！《お前のナンバーだ。忘れるなよ！》」
「OK･･････」
俺が頷くと、首に掛けられた鎖が音を鳴らす。
──まるで囚人扱いだな･･････。
これから獄中よりも劣悪な環境に身を投げるのだから、これくらい朝飯前というのが普通の反応になるのだろうか。
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あれから車を1時間ほど走らせると、舗装されていない道路へと入り込んだ。
「いてっ･･････」
窮屈な車内が大きく揺れて、側頭部を窓に打つける。それに加えて、何もない胃の中が掻き回されていく度に気分が悪くなってきた。
そんな空間を嫌というほど味わって、ついに訓練所らしき場所の門を通り抜けた。
脇道には粗大ゴミや空き缶、生ごみ等が乱雑に散らばっており、鳴き喚くカラスの鳴き声が聞こえる。
「･･････相変わらず、酷えモンだな此処は」
明らかに治安が悪そうなその光景に、環境の劣悪さを物語っているようだ。
そして車は廃墟のような黒い建物の前で停車した。運転席の男は、面倒そうな顔をしながら口を開く。
「──Welcome to hell･･････《地獄へようこそ･･････》」
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猫饅頭。(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます！かっこいいジンニキと言って頂けて嬉しいです｡｡。応援ありがとうございます！！ (2023年5月11日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - ジンニキかっこよきでした。更新楽しみにしてます‼︎ (2023年5月10日 23時) (レス) @page6 id: 913dff5ce5 (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» ウォッカは、懐に入った人間には優しくしてくれるという解釈(偏見)です。それ以外の人間には、ジン同様非人道的であって欲しいと個人的には願っています｡｡ (2023年5月9日 22時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夜鷹紫苑 - え?優しすぎませんすか? (2023年5月7日 0時) (レス) id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» コメントありがとうございます！ウォッカのお手製おにぎり、美味しそうですよね...。その人の好みによって具材とか味付けを変えてくれそうです｡｡ (2023年5月6日 21時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年5月1日 12時
