第6話-�� ページ14
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狭い部屋、薄暗い部屋、息苦しい部屋･･････、窓一つ無い部屋で、俺は椅子に座わらされていた。
腕には重りが付きの腕輪をはめられ、目の前にはお皿に乗ったパンが一つと、水の入ったペットボトルが一本床に置かれている。
──どうして、こうなったんだっけ･･････。
それは数時間前、突然俺に訪れた。
牧場の仕事から帰宅して、部屋でシャワーを浴びている時だった。
「──そろそろ上がるか･･････」
身体を洗い終えた俺は、浴室の扉を開けて下着を着用し、シャツを着ようとしたその時──。
「──ルシアン、来い」
「──え･･････」
背後からジンの声が聞こえてきた。それと同時に、何かの布で目隠しをされた。
──っ･･････？！！！
そしてそのまま、その声の主が俺の腕を掴むとそのまま引っ張って行かれる。
俺は理解出来ないその行動に恐怖感を持ちながら、度々足元のモノに
「──乗れ」
そして、急に足を止めると俺を前に押した。
「──い、った･･････、な、なに･･････？？？！！」
俺は狭い乗り物･･････エンジンの音を聞きく限り、恐らくだがジンの愛車──ポルシェ356Aに乗せられたようだった。
「──ジン、イギリスに、行くって言ってたけど･･････明日の夕方って･･････」
「──ああ、それは明日だ」
ジンはそのひとことだけ発し、車内が沈黙に包まれた。
「･･････」
俺もその空気に呑まれ、口を閉ざした。
そして、1時間くらい走っていただろうか･･････、ようやく車が駐車場らしき場所に停められたようだった。
「──降りろ」
車の扉が開けられると、再び腕を掴まれて車から引っ張り降ろされた。
再び俺はジンに引かれるまま、近くの建物のような場所へ入っていった。
──どこに、連れて行かれるんだ･･････。
俺は目隠しをされ、見当がつかない場所を･･････暗闇の中を歩かされて、不安ばかりが
ジンは、いくつかの扉を開き、重苦しい鉄の擦れる音が聞こえてしばらくすると、俺の視界は明るくなった。
「ここで大人しくしていろ･･････」
「──ど、こ･･････ここ･･････」
──もしかして･･････。
「──此処は俺のセーフハウスだ」
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猫饅頭。(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます！かっこいいジンニキと言って頂けて嬉しいです｡｡。応援ありがとうございます！！ (2023年5月11日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - ジンニキかっこよきでした。更新楽しみにしてます‼︎ (2023年5月10日 23時) (レス) @page6 id: 913dff5ce5 (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» ウォッカは、懐に入った人間には優しくしてくれるという解釈(偏見)です。それ以外の人間には、ジン同様非人道的であって欲しいと個人的には願っています｡｡ (2023年5月9日 22時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
夜鷹紫苑 - え?優しすぎませんすか? (2023年5月7日 0時) (レス) id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
猫饅頭。(プロフ) - 夜鷹紫苑さん» コメントありがとうございます！ウォッカのお手製おにぎり、美味しそうですよね...。その人の好みによって具材とか味付けを変えてくれそうです｡｡ (2023年5月6日 21時) (レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年5月1日 12時
