第4話-�� ページ41
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収穫作業を終えると、加工されたモノから順に配達作業へ移る。俺は配達用の服に着替え、キャップを被った。
軽トラックを詰みやすい場所まで寄せた山田が、こっちだよ、と手招きした。
山田に手伝ってもらいながら、軽トラックに荷物を乗せた俺は、助手席に乗り込んだ。
「それで、行き先はどこなんだい？リーダー」
「いつもの米花町ですよ」
「ああ、例の米花町か･･････。先週も大量殺人鬼が出ただとか、発砲事件があったって話だし･････昨夜も殺人事件があったらしいし･･････伊草くんも街中を通る時には気を付けておかないと」
前者の事件は当事者になる俺だが、当然知らぬ顔で答える。
「ええ、もちろん」
俺は鞄から、細縁タイプのカラーレンズを取り出して掛ける。
「やっぱりそれ、オシャレだね」
「ありがとうございます。━━俺、眼の色素が薄くて･･････コレがないと、日差しが眩しくて目を開けられないんですよ」
「へえ、それは大変だ。伊草くんは、ハーフだっけ？」
「まあ、多分そんな感じです。あまり両親の記憶がなくて、どこの国出身までかは知らないんですけどね」
俺は少し深めに帽子を被り直した
伸ばしている前髪、カラーレンズを掛けるのは、眼の色素の事もあるが、目を見られないようにする為という事が一番の目的だ。
目は口ほどに物を言う、ということわざが有るように、少しの目の動きで感情を悟られてしまう。
それに、前髪を伸ばさないということは、日常的にジンの目を直視することになるということだ。
そんな状況で、俺は平常心を保てる気がしない。
「道はこっちで合ってるかい？」
「合ってますよ、あと･･････次の交差点を右に曲がってもらえば、目的地が見えます」
目指す目的地は、東京都米花市米花町5丁目━━━『喫茶ポアロ』である。
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猫饅頭。(プロフ) - もの太郎さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉光栄ですっ...！！これからも、少しずつではありますが、更新していこうと思います。暖かく見守って頂けると幸いです。 (2023年4月6日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
もの太郎 - 超好き！！！！更新頑張って下さい！応援してます！ (2023年4月6日 19時) (レス) @page17 id: 415bc119d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年3月1日 3時
