第4話-�� ページ39
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━━午前4:25。
あの任務での中毒症状が、完全に抜けるまで丸5日程かかった。
日頃から毒物訓練をされているとはいえ、
トイレに篭り切りになっていた俺を、ウォッカが度々介抱しに来てくれた。
もしウォッカが様子を見に来てくれていなかったら、今頃俺は便器に顔を突っ込んだまま死んでいたかもしれない。
「もうウォッカに足向けて寝られない･･････」
もう、というか･･････そもそも足を向ける事なんて出来るはずもない。
━━出会った頃からずっと、ウォッカにはお世話になってばかりだ。
「おい、ルシアン生きてるか？」
「昨夜まで死んでたけど、生きてるよ。おはよう、ウォッカ」
「なんだァ･･･思ったより元気そうじゃねえか」
ウォッカの右手にコンビニの袋が握られている。
「何買って来たの？」
「ああ？コレか？アイスだよ。お前が昨日食いたいって言ってたんだろうが」
そういって、渡されたのはカップに入ったチョコレートアイス。しかもチョコチップ入りだ。
「ここんところ、ロクに腹に入れてなかっただろ。後で飯作ってやるから、それでも食べて待ってろ」
「ありがとう」
俺は木製の平たいスプーンで、アイスを口に運ぶ。
「はああ･･････甘い･･･。超美味しい･･････」
胃の中に冷たくて甘いアイスが、沁み渡る･･･。
━━やっぱり、アイスはチョコ味が最高。
ウォッカは一見大雑把そうな性格をしていそうだが、気配り屋でこまめな性格だ。それに加えて、手先が器用で、料理が上手で掃除も出来るし、車もヘリコプターも船も
「ウォッカって、超有能過ぎ」
「なんだよ、急に･･････気持ち悪りィな。━━まあ、俺が有能なのは当然の事だがな」
「お母さんみたい･･････」
「はあ！？ッんだとテメエ･･････！！誰が母親だッ！！お前を産んだ覚えはねえよ！」
ウォッカの鉄拳が飛んできた。俺は避けずにそのまま両手で受け止める。
「冗談だよ」
━━嘘だよ。だって、ウォッカは俺にとって･･･母親以上の人だから。
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猫饅頭。(プロフ) - もの太郎さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉光栄ですっ...！！これからも、少しずつではありますが、更新していこうと思います。暖かく見守って頂けると幸いです。 (2023年4月6日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
もの太郎 - 超好き！！！！更新頑張って下さい！応援してます！ (2023年4月6日 19時) (レス) @page17 id: 415bc119d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年3月1日 3時
