第3話-�� ⚠︎ ページ30
※ジンcp〈R15〉程度の⚠︎性的表現、吐息あり。
＊＊
何が起こったのか、わからない。
＿＿なに、な、なん....？？！
咄嗟に閉じた唇を噛みつく様に、ジンの唇が押し付けられていた。
「っ....ん！.....んん.....ッ」
唇を離そうと、身体を捻ったがビクともしない。
それどころか、俺を拘束する力が強くなり、更に抵抗が出来なくなってしまった。
＿＿こんな事したって、意味なんか！
「...........」
頑なに拒もうとする俺の様子を見て、ジンは首を掴んできた。
「ひっ.....」
ジンは一瞬だけ開いた俺の唇をこじ開ける様に、無理やり舌を捩じ込んできた。
「やっ、...ッんんっ.....！！ンンッ....ぅ、んッ！！！」
ジンは慣れた動きで、激しく舌を絡めた。
「.................ッ」
俺の舌を優しく吸い、緩やかに絡めてはキツく吸い上げた....。
「はッ...........っむ、ふっ、ンンッ...！！」
知らない唇の感触、知らないキスの味、知らない生き物みたいな舌...全て俺は知らなかった。
＿＿しらない、くるしい....恐い。
上手く息を吸う事が出来なくて、酸素が頭に回らない。
「......ッ........ぅ.......っ」
ジンは、そんな俺を
「見て下さいよ、あの方達....。こんな場所で堂々と...っ」
「まったく、乱暴だな...品性が感じられん」
「....でも、いいじゃない....？美しいモノは好きよ」
先程まで引いていたギャラリー達が、再び俺達を眺めているのか、色めき立つ様な声が聞こえてきた。
「あ、兄貴.....」
その中に、聞き覚えのある声が耳に入った。
＿＿ウォッカだ。
視線を入り口の側に向けると、先程戻ってきたウォッカとベルモットがいた。
＿＿ウォッカが、ウォッカに見られて...！
二人に見られている事に気付き、さらに顔が熱くなった。
「っ.......！」
恥ずかしい、見ないで欲しい、そんな感情が渦巻き、俺の心臓が激しく高鳴る。
＿＿落ち着け、落ち着くんだ...！
俺は身体から力を抜き、無意識にしていた口呼吸を、徐々に鼻呼吸に変えていく。
＿＿俺はルシアン、任務を遂行しろ...！
無駄な力を抜いた俺は、ジンの胸元を押していた手を...そっと広い背中に回した。
「...........ッ.....」
全く動じなかったジンが、一瞬だけ瞳を揺らした。
＊＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「名探偵コナン」関連の作品
ハコヅメー犯罪都市で私は今日もー【名探偵コナン】
おじゃる警部の部下は絶対に事件を解決できる刑事らしい 【コナン】
【鬼滅の刃】継子を探していただけなのに【名探偵コナン】
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫饅頭。(プロフ) - もの太郎さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉光栄ですっ...！！これからも、少しずつではありますが、更新していこうと思います。暖かく見守って頂けると幸いです。 (2023年4月6日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
もの太郎 - 超好き！！！！更新頑張って下さい！応援してます！ (2023年4月6日 19時) (レス) @page17 id: 415bc119d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年3月1日 3時
