第3話-�� ⚠︎ ページ28
※ジンcp〈R15〉の軽度な⚠︎性的表現あり。
＊＊
「舐めろ、と言ったんだ。聞こえなかったのか...」
一瞬何の冗談かと思ったが、ジンの顔は＿本気だった。
＿＿覚悟を....決めろッ！！
「....っ、＿＿＿っ....はい、マスター.....」
俺は床に跪くと、差し出されたジンの左手を両手で掬い取った。
「.....っん、......っ......、......」
そして、まずは指先から滴り落ちている雫を吸い取る。
「っ.....、......っ、ふ.......」
アルコールの苦い味が口の中で広がる。
＿＿苦いっ.....、ワイン苦い....。
床に転がったボトルの裏には甘口という表記がある...。
＿＿う、....どこが甘いんだ、これ....。
微量とはいえ、俺にとっては慣れ親しむ味ではない。
親指の先から人差し指、中指、薬指、小指の順に、丁寧に舌で舐め取っていく。
「...........」
ジンは無言のまま、俺の行動を観察していた。
周囲の視線を感じ、羞恥で顔が熱くなったのか、それともアルコールに酔って熱くなったのか、俺には分からない。
「っ...........！」
ジンと目が合い、反射的に視線を逸らすと、頭を右手で鷲掴みされた。
「オイ...誰が逸らしていいと言ったんだ」
掴んだ頭を離し、先程よりも強い力で、俺の首輪の鎖をジンの肩上程の所まで引っ張り上げた。
「っ、ゥ、......ッ！！......く、ッ.....！」
咄嗟に立ち上がった事で、首に掛かる負担は軽減されたが、痛いのは変わらない。
＿＿というか、立ち上がってなかってたら俺死んでた...と思う。いや、首の骨折れて死ぬ....。
一瞬の気の緩みで俺には、死が待っているのだ。
「このペット風情が...、いつでもお前を殺せる事を忘れるな」
「も、申し訳っ、ございません....」
俺は冷や汗をかきながらジンに謝罪し、掃除道具を持って来たボーイから憐れみの目を向けられていた。
＊＊
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猫饅頭。(プロフ) - もの太郎さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉光栄ですっ...！！これからも、少しずつではありますが、更新していこうと思います。暖かく見守って頂けると幸いです。 (2023年4月6日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
もの太郎 - 超好き！！！！更新頑張って下さい！応援してます！ (2023年4月6日 19時) (レス) @page17 id: 415bc119d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年3月1日 3時
