第2話-�� ページ19
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ウォッカの後ろについて行くと、前から女性が歩いて来た。
「あら、ウォッカ。今日は
大人びた艶やかなその声主は、組織の幹部＿＿ベルモットだ。
「ベルモットか、散歩じゃねえ...仕事中だよ」
ベルモットは緩やかなウェーブ掛かった髪を揺らし、こちらに話しかけて来た。
「あらそうなの？可愛い猫を連れ歩くなんて贅沢ねぇ...ルシアン」
ウォッカの背後にいた俺に視線を向けた。
「そ、そう....？ありがとう」
＿＿可愛い...か？？俺が....。
ジンとウォッカ程ではないが、筋肉は付いてる方だと自負している。
身長はベルモットよりは少し低い位で、小さくはないと思うのだけれど...。
「ふふ、まるで生娘みたいな反応ね....。そういうところよ、からかいがいがあるわ」
猫の顎を撫でるかの様に、ベルモットに触れられた。
「か、からかわないでよ！」
ベルモットからふわりと薫る香水に、誰もが無意識に関心を向けてしまうだろう。
＿＿ジンとウォッカもそうなのかな....。
俺は落ち着かない気持ちを払うためにも、いつも様に素直なその言葉を紡いだ。
「ベルモットは、今日も相変わらず美しいね」
ベルモットは言うまでもなく、いつ見ても美しい大人の女性である。
出会った時から、変わらぬその魅力的な美貌は今も健在している。
「ふふ、ありがとう。貴方は、会う度に口が上手くなっていくのね...誰かさん達と違って」
俺の言葉を聞いて、ベルモットは嬉しそうな顔で微笑んだ。
「ハハッ、コイツは余計な言葉も覚えやがるのさ。.....ホラ、ルシアンさっさと行くぞ」
ウォッカが俺の腕を引っ張り、その場から離れて行く。
「わッえっと...、じゃあまたね！」
俺はベルモットに向けて、軽く手を振った。
「Let's meet anytime soon.《また会いましょう》」
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猫饅頭。(プロフ) - もの太郎さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉光栄ですっ...！！これからも、少しずつではありますが、更新していこうと思います。暖かく見守って頂けると幸いです。 (2023年4月6日 19時) (
レス) id: 72178cca42 (このIDを非表示/違反報告)
もの太郎 - 超好き！！！！更新頑張って下さい！応援してます！ (2023年4月6日 19時) (レス) @page17 id: 415bc119d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫饅頭。 | 作成日時：2023年3月1日 3時
