36:爽快なくらい ページ38
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「そういえばなんでお前、うちの姉貴といたんだ？」
「あぁ‥‥それはですね、」
元々私と先生は知り合いで、たまたま道端で会ってお家にお邪魔することになったと成り行きを話す。
冬美先生が私に、家に来ないと誘ったのはきっと気まぐれで。でもそのお誘いを受けなきゃ轟くん家には行かなかったし会うこともなかったし、そしたら轟くんへの誤解は解けなかった。
――最終的にめでたしめでたしで終われたのは、冬美先生のおかげだなぁ。感謝しなくちゃ。
「あ、忘れるとこでした！プリント！」
そうそう。私がここにきた本来の目的はこれだった。
最近ちょっと抜けてきてるなぁ‥‥アブナイアブナイ。
「プリント？」
「これ、轟くんの分が私の方に入っちゃってて。」
「マジか。」
「す、すみません。」
「・・・しかもこれ提出明日じゃねぇか。‥‥判子親父の書斎から盗m‥‥取り出さねぇと。いや、でもアイツ部屋に鍵閉めて‥‥クソッあいつ帰るまで待ってなきゃなんねぇか‥‥今日飲み会とか言ってたな‥‥」
「都合の悪ぃ親父‥‥」とあらかさまに面倒臭そうな顔でグチるから、フフッと笑いが零れてしまう。
笑っちゃいけないんだけど、普段冷静で大人びてる轟くんが悪口いってるのってなんかスゴく新鮮で。
隣でずっと声を抑えて笑い続ける私を、何がそんなに面白いのかと言いたげに横目で見てくるのもツボにきて。―――だめだ、轟くん、すっごく面白い。
「―――ふふっ‥‥お腹、痛いっ‥‥」
抱腹絶倒。腹筋崩壊。
まさに今の私を表していて。
けらけら笑い続ける私を、訝しんだ目でみてくるのがちょっと悲しかったけど。
だってどう見ても頭がオカシイ人を見る目つきだったからね。
「――っふう‥‥久しぶりです。こんなに笑っちゃったの。」
笑いすぎて滲んだ涙を拭いながら言えば、ゆるりと頬が緩む。
笑いすぎたからか体中が熱くってパタパタと手で風を送った。
「‥‥脇坂がこんなに爆笑してんの初めてみたかもしれねぇ。笑うもんなんだな。」
「た、確かに私‥‥学校では滅多に笑ってないですね。」
「滅多に見れねぇ爆笑の原因が俺のグチって‥‥いまいちツボが分かんねぇ」
「でも脇坂の笑顔みれて良かった」と。
最後の最後に爆弾を落としてくるから、油断できない。
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尽(受験生)(プロフ) - 水飴さん» 一気読みお疲れ様でした！私は中々恋愛描写が書けなくて一人で、ん"ッー！！と唸ってました。ジャンルに恋愛と書いてるくせに恋愛要素少なくてごめんなさい‥‥続編は恋愛もどきにならないよう頑張ります。身体のことまでお気遣いありがとうございました！ (2017年9月30日 10時) (
レス) id: 407de71ff7 (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - 今日全部読ませていただきました！なんかうまく言い表せないんですけ【ン"ッ】て感じです。なんかもう好きです。続編も楽しみにしています！お身体に支障をきたさないよう無理せず頑張って欲しいです´ω`* (2017年9月29日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
尽(受験生)(プロフ) - パンニハムハサムダさん» 完結お待たせしました！ノープランで好きな時に更新しているので、疲れるなんてことはなく楽しく書かせていただきました笑。夢主ちゃん大好きと言って下さりめちゃくちゃ嬉しいです！続編でも夢主の成長を見てやってください。コメントありがとうございました！ (2017年9月29日 20時) (レス) id: 407de71ff7 (このIDを非表示/違反報告)
パンニハムハサムダ(プロフ) - 1巻完結お疲れ様でした！！スッゴい可愛かったです！！この夢主ちゃんも大好きです！続編も楽しみにしてます！！！こんないい物語をありがとうございます！ (2017年9月29日 18時) (レス) id: 5d54e0b8c2 (このIDを非表示/違反報告)
尽(受験生)(プロフ) - 梶野さん» いつもという事は前から読んで下さってたんでしょうか。1巻完結まで長い間お待たせしました！後半急ピッチで進めたのもあって読みにくい文章となってしまいましたが、それは見なかったことに笑。 コメントありがとうございます！続編にも遊びにきて下さると嬉しいです！ (2017年9月29日 6時) (レス) id: 407de71ff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：尽 | 作成日時：2017年5月13日 21時
