32:ピンポンダッシャー ページ33
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この横引きのドアと対面するのは、本日二度目のことで。
さっきと違うのが隣にいるのが冬美先生じゃなくて、轟くんということ。
その彼は、というと
『ピーンポーン ピーンポーン ピンピンピンピンピンピンピンピンピン』
「とっ、轟くん！いくらなんでも押しすぎですよ！こ、壊れちゃう‥‥」
前科ありのピンポンダッシャーなのかと思うほど素早くインターホンを鳴らし続けている轟くん。
慌てて止めれば「そうだな」とすんなり聞き入れてくれ、最後に指を一回弾いて終わりにした。
・・・それにしても、よくそんなに長く押し続けられるなぁ。指痙攣しちゃいそう。
「・・・しかし参ったな。姉貴がいねぇなら家に入れねぇ」
「と、取り敢えず、体冷えちゃうので水分拭き取りましょうか。あ、私タオル探してみるので」
バックの中を手で漁ってると横では轟くんがブルンブルンと髪の毛の水滴を飛ばしていた。
犬みたいだなぁ、って笑っちゃったのは轟くんには内緒にしておこう。
「轟くん。ちょっと屈んでもらえます？」
「ん？・・あぁ、いいぞ」
タオルを轟くんの頭に被せて、そのまま上下にワシャワシャと指を動かす。
轟くんがいくら屈んだとしても背伸びしながらそれをする自分がちょっと虚しい。もうちょびっとだけでいいから身長が欲しいなぁ‥‥
タオルドライが終わったら、最後に乱れた髪を手櫛で整えて。
「はい、もう姿勢直して大丈夫です」
「・・・ん、あ、ありがとう」
「？ どうかしましたか？」
「いや、髪を乾かされるとは思わなかった」
「・・・・・え、あ‥‥
ごっごめんなさいっっ！！！」
や、やってしまった‥‥
言い訳になっちゃうけど、ヤンチャな弟がよく雨の中遊んで帰ってくるからいつもそうしてやってるのだ。
でも普通、同級生にそんなことしないよね。私ったら何をやらかして‥‥
恥ずかしさに上昇していく顔の熱を冷ますように、方手で顔を覆った。
「ご、ごめんなさい。只でさえ私といるの嫌なのに、嫌がらせみたいに髪を拭いてしまって。あっ、別にこれは嫌がらせでやったわけじゃなくて、轟くんが嫌がらせって感じましたよね？という意味で。ほんと伝わりづらくてごめんなさい」
本当に嫌われてもおかしくないよね、私。
・・・こんな私が私も大っ嫌い。
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尽(受験生)(プロフ) - 水飴さん» 一気読みお疲れ様でした！私は中々恋愛描写が書けなくて一人で、ん"ッー！！と唸ってました。ジャンルに恋愛と書いてるくせに恋愛要素少なくてごめんなさい‥‥続編は恋愛もどきにならないよう頑張ります。身体のことまでお気遣いありがとうございました！ (2017年9月30日 10時) (
レス) id: 407de71ff7 (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - 今日全部読ませていただきました！なんかうまく言い表せないんですけ【ン"ッ】て感じです。なんかもう好きです。続編も楽しみにしています！お身体に支障をきたさないよう無理せず頑張って欲しいです´ω`* (2017年9月29日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
尽(受験生)(プロフ) - パンニハムハサムダさん» 完結お待たせしました！ノープランで好きな時に更新しているので、疲れるなんてことはなく楽しく書かせていただきました笑。夢主ちゃん大好きと言って下さりめちゃくちゃ嬉しいです！続編でも夢主の成長を見てやってください。コメントありがとうございました！ (2017年9月29日 20時) (レス) id: 407de71ff7 (このIDを非表示/違反報告)
パンニハムハサムダ(プロフ) - 1巻完結お疲れ様でした！！スッゴい可愛かったです！！この夢主ちゃんも大好きです！続編も楽しみにしてます！！！こんないい物語をありがとうございます！ (2017年9月29日 18時) (レス) id: 5d54e0b8c2 (このIDを非表示/違反報告)
尽(受験生)(プロフ) - 梶野さん» いつもという事は前から読んで下さってたんでしょうか。1巻完結まで長い間お待たせしました！後半急ピッチで進めたのもあって読みにくい文章となってしまいましたが、それは見なかったことに笑。 コメントありがとうございます！続編にも遊びにきて下さると嬉しいです！ (2017年9月29日 6時) (レス) id: 407de71ff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：尽 | 作成日時：2017年5月13日 21時
