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稜雅「おい祐基〜、来んの遅すぎじゃね?」
結局人が少ない時間の電車に乗るために
お昼前まであの駅にいた俺たちが学校に着いた頃にはもう
昼休みが終わっていた。
祐基「ごめん〜。ちょっと色々あってさ。」
稜雅「色々ってなんだよ。ただの寝坊じゃねぇの?」
祐基「んふふ、実はね〜。」
稜雅「なんだよ気持ち悪い。」
祐基「佐伯さんとお話しできたの!」
稜雅「は?なんで?
あんなに拒否られてたのに?」
驚き方が想像通りで面白いなぁ。
祐基「詳しくは言えないんだけどね、
電車で偶然佐伯さんと会ったの!」
稜雅「それで?」
祐基「佐伯さんの具合が悪くなっちゃって
途中の駅で降りて休憩してたの。」
稜雅「拒否られてたのに?」
…さっきから拒否られてたこと
ちょこちょこ強調してくるのなんなの?!
祐基「拒否してた理由もちゃんと教えてもらったも〜ん。」
稜雅「理由?!なにそれ?」
祐基「教えなーい。」
稜雅「は?ここまで話しといて?
意味分かんねぇww」
祐基「落ち着いたらちゃんと話すから。」
稜雅とは小さい頃からずっと一緒にいるけど
なんだかんだで隠し事したの初めてかもしれない。
ごめんね、稜雅。
佐伯さんを守るためだから。
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ゆいな(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年11月11日 18時) (レス) id: fc179f1fdf (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き、楽しみにしてます!頑張って下さい!これからも、応援してます!! (2017年11月26日 2時) (レス) id: 37009b37c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありんこ | 作成日時:2017年11月17日 14時