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A「えっと…、」
祐基「俺はどれだけ傷ついてもいい。
だから俺に佐伯さんを助けさせてほしい。」
A「け、けど…。」
祐基「もちろん佐伯さんに無理をさせたりはしないよ。
けど、今日みたいに電車で気分悪くなった時に
俺がいなくても大丈夫なようにしてあげたいの。」
今日の佐伯さん、すごく苦しそうだったから
1人でも安心して電車に乗れるようになるくらいにまでは
何とか克服させてあげたいって思う。
この気持ちは恋愛感情を通り越してるのかな。
A「私ね…、小さい頃に親が再婚して、
お母さんの結婚相手の人に暴力、振るわれてたの、」
祐基「え…、」
A「それと、昔付き合ってた人にも
暴力振るわれてて…。
それから男の人に触られると吐き気がするの…。」
目に涙を溜めながら話す佐伯さん。
祐基「話してくれてありがとう。」
A「ううん、
なんか、村田くんには話してみたいって思って…。」
…何今の!
すごくきゅんってした!
祐基「男の俺の言葉は信じられないかも知れないけど
俺は絶対そんなことしないから。
任せてくれないかな?」
A「ほんとにいいの…?」
祐基「もちろん!
俺のことはどれだけ傷つけても構わないからね。」
A「じゃあ、お願いします…。」
こうして俺と佐伯さんの克服大作戦が始まった。
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ゆいな(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年11月11日 18時) (レス) id: fc179f1fdf (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き、楽しみにしてます!頑張って下さい!これからも、応援してます!! (2017年11月26日 2時) (レス) id: 37009b37c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありんこ | 作成日時:2017年11月17日 14時