桐山さんとひとつ屋根の下

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「…あっくん？」




照史「その男、どんなやつ？」




「んー、のんちゃんは見た目はイケメンやねんけど

　口開くとうるさいし鬱陶しいねんなー。

　自称、人類初の2.5枚目。」




照史「2.5枚目？」




「2枚目と3枚目の間ってことやな。」




照史「面白そうなやつやな。」




「むっちゃええヤツやで。」




照史「そうなんや。

　楽しんでおいでな。」




「え！ええの！？」









思わず大声を出してしもた。









照史「ええも何も、

　俺には止める理由も権利もないやん。」




「え、やってなんか難しい顔しとったから

　あかんのかなって思って。」




照史「それは、こう見えても一応女子やねんから

　男と2人きりって大丈夫なんかなって。」




「のんちゃんなら大丈夫！

　って、一応って何？！」




照史「何かあったときに勝てそう。」




「勝てへんわ！

　私かて女の子やもーん。」









あっくんひどいわ。


ナメとるわ。


力士のくせに。









照史「送り迎えは必要ですか？お嬢さん。」




「お願いするわ。」




照史「承知いたしました。」




「帰りの時間分からんから連絡したらすぐ来てな。」




照史「はいはい。」




「執事！"はい"は一回やろ？」




照史「はーい。」




「うざ。」









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