隣の家の桐山さん

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照史「なぁA。」




「ん？」




照史「俺、お前とずっと一緒におりたい。」




「私もだよ。」




照史「やからさ、」









あっくんは頭を掻きながらこう続けた。









照史「一緒に住まへん？」




「え？」




照史「言うても家隣やけどさ、

　家賃の負担が減ったら少しでも楽になるんちゃう？」




「まぁ、それはそうやな。」









あっくんと一緒に住むってことは


毎日一緒にご飯食べて


ひとつ屋根の下で寝るってことやんな？









照史「嫌、かな？」




「嫌なわけないやん！

　…ただ、恥ずかしいだけやねん。」




照史「それは俺も同じ気持ちやで。」




「あっくん…。」




照史「まぁ、ゆっくり考えてくれたらええから、な？」









私の頭を優しく撫でるあっくん。


答えなんて一つしかなくて。









「私、一緒に住みたい。」




照史「ほんまに？？」




「今日あっくんと一緒に過ごして、

　こんな日が続けばええのにって思ってん。」









あっくんと帰るとこが一緒ってことは


バイバイせんでええってことやんな？









照史「めっちゃ嬉しい！

　俺、頑張って稼ぐから！」




「そんな、まだ結婚するわけやないんやし、

　自分のことは自分でできるから。」




照史「ええねんええねん。」









あっくん、すごく嬉しそう。


そんな姿を見たら私まで嬉しくなる。









照史「これからもよろしくな。」




「おん！」









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