隣の家の桐山さん

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そしてあっという間にデートの日。


"近くのコンビニにおるよ"


そうLINEが入ったことを確認し、


私はそのコンビニに向かう。









「あ、あれや。」









アパートの駐車場でよく見る


あっくんの車を見つけ、駆け寄る。









照史「おー、おかえり。」




「ただいまー。お待たせ。」




照史「待ってへんよ。どこ行く？」




「デパートとかでええんちゃう？

　何でもそろうし。」




照史「せやな。したらシートベルトして。」




「おっけー。」




照史「よし、しゅっぱーつ。」




「進行！！」









こうしてあっくんとの初デートが始まった。









・









「化粧水と化粧落としは買うやろ？あとはー…。」




照史「これココナッツの匂いすんねんて。」




「ほんまや。あっくんの匂い。」




照史「これ買おうかなー。」




「めっちゃココナッツやん。

　そろそろ自分がココナッツになってまうで？」




照史「ならへんわ！笑」









ボディーソープもハンドクリームも


リップクリームも全部ココナッツの匂いやねんて。


ココナッツ極めすぎやろ。









照史「よし、これ買お。」




「ココナッツ野郎。」




照史「うるさいわー笑

　そういうAは買うもん決まったん？」




「まだ。迷っとる。」




照史「どれとどれ？」




「化粧水の種類。

　しっとりかさっぱり。」




照史「さっぱり。」




「分かった。」




照史「あ、ええんや、笑」




「気に入らんかったらあっくんのせいにする。」




照史「なんでやねん笑」









迷った時はあっくんに聞いたら


たぶん間違いないと思う。


特に化粧水とかは、


あっくんの方が詳しいから。


女子より女子力高いねん。









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