隣の家の桐山さん

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ピンポーン









4月。


進学のため田舎から出てきた私は


今日から始まる一人暮らしの生活に


ワクワクドキドキしながら


隣の家のインターホンを鳴らした。









??「はーい。」









ガチャッ









「初めまして。

　隣に引っ越してきた宮本Aです。」




??「初めまして、桐山照史です。

　…学生さん？」




「はい。4月から近くの大学に。」




照史「そうなんやー。

　俺は27歳、会社員やってますー。」








お隣の桐山さんは


ニコニコしていた。









「これ、良かったら。」




照史「もしかして食べ物？？」




「はい。クッキーです。お好きですか？」




照史「むっちゃ好き！

　食べれるもん全般大好き！」




「それはよかったです。」




照史「今、やからデブなんやって思ったやろー？」




「おっ、思ってません！」




照史「俺はデブちゃうでー。

　ぽっちゃりやでー。」









桐山さんの第一印象は


明るくてフレンドリーな人、やった。









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