寒い冬は腕の中 ( 剛典 )

お散歩デート ページ28

『うっわーーーー外国っぽーい』



「ポイんじゃなくて、そうなんだよ。A」






すかさず、たかのりくんが突っ込むから、みんなが笑うの





知ってるよっていったら、さあどうかなってまた馬鹿にする。






「岩ちゃん、Aちゃん。ラブラブするのはホテル帰ってからにしてね〜」




って、直人さんに言われちゃったから、たかのりくんが直人さん寂しんすかーーって肩組みにいく







仲良しだなあ







『さつきちゃんさつきちゃん、これ行きたいね』



「あ、私も思ってたの」



『後でいこーね』



「勿論」






楽しみだなあ





外国にきたらあんまり気にしなくていいのだろうか、道を堂々と歩いてて
楽しそう





日本ではなかなか出来ないんだろうなあ







わたしもたかのりくんとデートらしいデートなんてしたことが無いなあって改めて思っちゃう。







したい って我儘なかなか言えなくて、それはさつきちゃんも同じだから、共感するうなんて言いながら





いつもお菓子をつまむの。







「Aちゃんなあに」



『ううん。久しぶりだなあって、お外でくっつくの』



「ん、そうだね」



『ふふ、なんか新鮮だね』



「Aすきだよ」



『もう、、、外で言わないでよ』



「はは、顔真っ赤」

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