寒い冬は腕の中 ( 剛典 )

なべでも食べましょ ページ24

『ただいまあ』



「ただいまあ」






二人でただいま



二人で





『おかえり』



「おかえり」






そしたら、向き合って笑うの





靴揃えて、リビングまで小走り





寒いからね





すぐヒーターのスイッチ入れて、寒いねって言いながらこたつにはいる。






『そうだ、ご飯なににする？』



「もう遅いし簡単なので良くない？」



『って言いうけど、たかのりくん何もしないけどね』



「そうなんだよねえ」






そうだなべでも食べましょ、って言ったのはたかのりくん。





白菜あるし、人参も、鶏肉だけどいっかあ





よしお鍋に決定。








『さあ、たかのりくん。おこたから出ましょうね』


「Aのおこたって言い方すき」


『普通だよ』





わたしを褒める作戦はもう聞きませんよ






「ちぇ〜〜、、 寒っ」


『もうすぐヒーターも変え時』


「だねえ」






二人でお鍋の準備





すぐ出来るよね


だから助かる







ぐつぐつ 音を立てながら


美味しそう







『美味しい』


「俺がお鍋にしようって言ったからだね」


『作ったのはわたし』


「農家のおじさんおばさんに感謝だね」


『あ、フル無視』






農家のおじさんおばさんにありがとうって念を送りながら、完食






たかのりくんいつも綺麗に食べるけどどこに入ってくんだろ



わたしもそろそろ、ぷにぷに卒業しなくちゃ

柚子の香り→←カイロ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す