大好きな匂い ページ36
バタバタって音がお店の方から聞こえて、ビクッと肩が動く。
中にいた定員さんが、大丈夫ですよって言ってくれた。
あぁ、どうしよう。おばさんにまでめいわくかけちゃったら…。
目をぎゅっと瞑って、広臣くんって何度も広臣くんの名前を呼んだ。
ふわって、香る大好きな匂い
ぎゅって、強く抱き締める大きくて優しい手
A「…広臣くん…。」
広臣「…馬鹿…心配かけさせやがって。」
A「…ごめん…ごめんなさい。」
広臣「もういいよ。泣くな。怖かったな。ごめん、遅くなって。」
A「…んーん、ありがとう。来てくれて。」
広臣「何言ってんの。当たり前じゃん。」
広臣くんの、大好きな人の匂いってなんでこんなに安心するんだろう。
あんなに早かった鼓動も、スーって、落ち着いて、トクントクンって元の早さに戻る
A「そう言えば、外、バタバタいってたけど、何かあったの?」
広臣「あーー…。」
A「え?なに?」
広臣「ちょっと…一発…な…?」
A「…殴ったの?」
広臣「…だって!Aをこんな目に遭わせて、大人しくしとけるかよ!」
A「…ごめんね、広臣くんの手、いたい思いさせちゃって…。」
広臣「…A…帰ろっか。」
広臣くんと手を繋いで、おばさんにお礼を沢山言って
お家に帰る。
どんなに不安でも嫌でも
やっぱり私には広臣くんしかいないよ…。
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すず(プロフ) - 寂しがり屋な彼女が甘えてくるみたいな感じの書いて欲しいです! (2018年4月1日 1時) (レス) id: b3c4dfd7b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凰 | 作成日時:2018年3月12日 0時