同棲 ページ4
広臣くんのお仕事には夜勤と日勤があって
日勤の時は19時くらいには帰ってくる
夜勤の時はお昼まで寝てて
私が仕事に行ってる間に出勤して私が寝てる間に帰ってくる
夜勤の時はとことんすれ違い生活。
もうすぐ付き合って四年も経つ私たち
高校の同級生で、私が六年間片想いしてた
だけど、その内、二年間は両想いだったらしく
もっと早く告白してれば、なんて思ったこともあったけど
まあ、いまのこの年月が
暖かくて幸せな日々を作ってくれてるって思ったら
無駄な二年なんて思わない。
放任主義の両親を持つ私と、両親を早くに失くした広臣くん
自然と同棲を始めた。
どこよりも、広臣くんと過ごす時間が幸せで不思議と安心する
あまりキツくないふんわり香る広臣くんの香水がまた居心地が良い
元々、広臣くんが住んでた家に私が転がり込んだ
家事もそれぞれができる時にするっていうルールだし
不自由は何一つない
広臣くんと普段なかなか一緒の時間を過ごすことがないぶん
同棲っていう形で同じ空間で過ごしてる
かまってやれなくてごめんなって言われるけど
広臣くん、帰ってきたらスーツも脱がず、私のところに来て、おでこにキスをするのを知ってるから
私は寂しくなんてないよ。
キスは寿命を長くするって聞くけど
ホントにそうだったら私たち幾つまで生きられるんだろね。
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すず(プロフ) - 寂しがり屋な彼女が甘えてくるみたいな感じの書いて欲しいです! (2018年4月1日 1時) (レス) id: b3c4dfd7b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凰 | 作成日時:2018年3月12日 0時