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甘えん坊 ページ12

スプーンを止めて、少しニヤッとしながら



広臣「A、食べさせて。」


A「へ?」


広臣「食べさせて。俺、食べらんない。」




なにそれ…ちょーかわいんですけど。
まだ少し熱っぽいのか、潤んだ瞳で私を見る広臣くんの顔がえろくてえろくて…。



A「じ、自分で食べれるじゃん。」


広臣「やだ。Aが食べさせてよ。」


A「…もう。」




広臣くんの押しに弱いのは、広臣くんを好きになった私の宿命でもある気がする。



普段甘えるのは私の方で、なかなか広臣くんから我儘言われたことなんてない
けど、たまにこうやって我儘ゆってくれるの。

それがほんとに可愛くてね、多分いつも程よくツンツンしてるから
余計甘えられるときゅうん!ってきちゃう。




A「あーん。」


広臣「ん、んま。」


A「よかった…。」


広臣「これで明日から働ける。」


A「え、もう出るの?」


広臣「ん、シフトは変えられねえもん。」


A「体調不良なのに?」


広臣「自慢じゃねえけど俺がいないと回んねえから。」


A「…そっかあ。」


広臣「心配してくれてありがと。」


A「…うん。」




ちゅっとキスして

うつったらやべえななんていいながら
もう一度唇を引き寄せる



熱のせいで少し熱い唇

私にまで熱が伝わってきた。



広臣「おしまい。俺が治ったら続きな。」


A「…うん。早く治してね。」


広臣「秒で治す。」

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すず(プロフ) - 寂しがり屋な彼女が甘えてくるみたいな感じの書いて欲しいです! (2018年4月1日 1時) (レス) id: b3c4dfd7b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年3月12日 0時

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