個性 ページ6
あー、なんかいもむしからの説明によると個性把握テストをするらしい。
こんなの僕一位確定じゃん。
最下位は除籍ねぇ…
『せんせー、僕も能力使っていいですかー?』
「んー、いいが…一位とみなさないぞ?」
『えー、じゃあ受ける意味ないじゃないですかぁ…』
「まぁとりあえずやってみろ」
まぁもちろんのことながら僕は全ての結果で一位を取った。
けど出久は…
まぁ先生が言った除籍処分も嘘だけど。
もちろん指ぱっちんして先生の頭のなか覗きました←
(この能力過去だけじゃなくて現在のこともわかるから楽なんだよねー)
まぁみんな除籍を本当だと思ってたみたいだけど…
『出久?怪我大丈夫?保健室行k…』
「おい緑谷!お前すげぇな!!」
「緑谷ちゃんの個性ってなに?!」
あ、無理…
そう思った途端、視界が真っ暗になった。
ん…ここどこだ…
『い、ずく…?』
出久が僕の隣で手を握りながら寝てる。
出久の指…治ってる。
ここ保健室かな。
「あ、A!大丈夫?倒れちゃうからあんまり目立つことやっちゃダメって言ったじゃん!」
あー、倒れたのか。
『ん。多分個性の使いすぎでは無いと思う…なんかみんなに質問攻めされたら倒れちゃった!えへへ』
「もっと自分のこと大事にしてね?僕、Aがいなくなったら悲しいし!」
…ちっちゃい頃と同じだ。
『ぼ、僕だって出久がいなくなったら悲しいよ!だから出久も無理しないで!』
『そういえば先生は?』
「あ、なんか出張とかなんとかでどっか行っちゃった!目が覚めたら帰っていいよって言ってた…」
『あのさ…
出久は好きな人いる?』
夕日で僕の顔は多分真っ赤だ。
「え、どうしたのいきなり!Aこそいるの?」
『いる…かもね…』
パチンっ!!!!
2人きりの教室に私の個性の音だけが響く。
「ちょっと!A?!?!」
出久は感がいいから分かったのだ。
出久の好きな人…
『嘘でしょ…?』
「ほ、本当だって…///」
次の瞬間頰に温かい感触が…
「ね?」
あぁもう死にたい…
出久が僕なんかを…
『出久…あのね実は出久にずっと黙ってたことがあるんだけど…』
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作者名:九十九 琉花 | 作成日時:2017年10月12日 9時