お受験 ページ4
推薦入学者と一般の人で場所は違うらしいけど日にちは一緒だった。
朝から出久と一緒に雄英に来た。
まぁ場所が違うから門入ってすぐ別れちゃったんだけど。
まぁ適当に試験受けて変なねずみ？みたいな人に合格だよーって言われて帰ってきたんだけど…
この学校雄英だよね？！
あの有名な！！
こんな軽くていいの？！
本当心配になるよ…
一般受験ももう少しで終わるみたいだから出久を待つことにした。
昇降口で出久を待っていると
「お前、合格したのか？」
あ、この人すごい人だ…
赤と白の真ん中で別れた髪色で目立つから覚えてた。
いくら推薦入学とはいえ一応軽く戦闘試験もした。
その時すごい強かった人だ！
『え、あ、はい…一応』
「…なんでだ？戦闘試験では…」
僕は戦闘試験では最下位だった。というか戦闘試験に参加していない。
僕が一位になってしまうから。
『あー、僕の個性、運命操作とサイコメトリーだから…』
サイコメトリーって言った瞬間この人驚かなかった？妙に怖がってるような…
運命操作で驚かれるのはよくあるけどサイコメトリーで驚かれるなんて…
『あ、あのお名前は？』
「轟焦凍」
ふーん。
『轟さん過去に何か嫌な思い出が？』
「個性使ったのか…？」
『いいえ。まだ。あからさまにサイコメトリーを嫌がってたので』
「…いや。合格おめでとう。じゃあな」
そういって轟さんは帰ってしまった。
多分あの戦闘技術なら合格してるだろう。
轟さんねぇ…
純粋そうな子だし使えるかもね…
「あ、A！お疲れ様…」
『出久！帰ろ！どうだった？』
出久は苦い顔をしてるから多分ダメだと思っているんだろう。
『でも出久は多分大丈夫。
僕の個性は使ってないけど大丈夫なの気がする！それに朝、オールマイトさんに個性もらったんでしょ？』
「うん。でもまだ使いこなせなくて今日も怪我しちゃった…」
えへへと笑うお兄ちゃん…
だめだよ…僕の大好きなお兄ちゃんが怪我なんかしたら…
今までほとんど使ってなかった運命操作だけど…
お兄ちゃんを助けられるなら使わないと…
お兄ちゃんのためなら死んでもいいし…
ーーーーーーーーーー
だんだんヤンデレ感が出てきましたね…
夢主ちゃんの口調が結構迷子…
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作者名：九十九 琉花 | 作成日時：2017年10月12日 9時
