親友とトリップしたら悪女もついてきた件

第拾弐話 ページ15

沙雪side




私は鳥柱として柱になった

十二支の呼吸も使えるのだが体力の消費があまりにも凄いのであまり使わない


こんなことは置いといてもいい


少しだけ、ほんの少しだけ昔話をさせてくれないか？



うちは昔は、ちょくちょく盗みをしていた
今では考えられないことをしていたと思う

でも、Aに会ってから
Aの光に当たってから


盗みとか悪いことを全て辞めたんだ

最終選別が終わった時

Aと言う私を闇の中から救ってくれた人


と一緒にずっと仲良しの親友でいたんだ……


でもある日、好きな鬼滅の刃と言うアニメの世界に入ってしまって

そこにAもいたんだ……


そこはうちらみたいな奴な弱いやつは鬼に会うとすぐ死んでしまうようなとこやったんや


そこでめっちゃ頑張って頑張ってぶりっ子からも鬼からも守ってきたんだ


やのに、やのに、最終選別が終わったあと倒れてしまったんや


やから、びっくりしたけどすぐ医者にみせた

でも原因不明


今も寝たきりのままや

心に穴がぽっかり空いた感じがする

感情が抜けたように笑えなくなった

でもしっかりカナエさんも救って
Aの夢の一欠片を叶えられたから起きてくれたら褒めてくれるかな？


毎日毎日欠かさずに見に行ってるそろそろ起きてくれんかな？

しっかり今日も見に行く一人ぼっちになんて絶対に絶対にせんから

今日は目覚めてくれるかな？




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☆修正で第拾話のAの十二支の呼吸をうさぎに変えました

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