姐姐【白黒無常】ﾘｸｴｽﾄ ページ32
＊
清々しい朝。
目はパッチリと覚めている。
黒「おはよう、A。」
白「朝ごはん出来てますよ。」
部屋には、私の弟の謝必安と范無咎がいた。
布団から出て机に向かえば、コトリと朝食が置かれた。
貴「最近はずっとこれだよね。えっと…さんどいっち、だっけ。」
白「はい！朝から野菜を摂れるんですから、これにしない手はないでしょう？」
黒「俺は肉まんでいいって言ってんだけどな…。」
白「肉まんって、范無咎、貴方そうすると野菜食べないじゃないですか！」
范無咎に注意する謝必安。
それが面白くて、思わず笑ってしまった。
黒「あっ！笑うなよA！」
白「こら！また姐姐の事呼び捨てにして！」
和やかな朝。
この時間がずっと続けばいいのに、なんて思いながら、さんどいっちを頬張った。
白「さて…そろそろ試合の時間ですね。」
黒「もうか？まだAと一緒にいたい。」
白「文句言わない！それでサボって罰でも食らったら、姐姐と過ごせる時間を減らされるかもしれませんよ！」
黒「！それは嫌だ！」
必死に首を振る范無咎。
可愛らしい。流石私の弟たち。
貴「試合が終わったらおいで。
いくらでも構ってあげる。」
そう言うと二人は嬉しそうに笑った。
この笑顔が見れるなら、私はなんだってする。
白「それじゃあ、行ってきますね、姐姐。」
バタリと閉じた扉。
それからカチャリと、鍵のしまる音。
外は危険だからと言って、二人は私をこの部屋に隠した。
実際はただ私を閉じ込めていたいだけだと知っているけれど、知らないフリをする。
それもこれも、全て二人の笑顔の為。
さて、今から二人が帰ってくるまで数時間、いつも通り二度寝でもしようか。
ジャラリという鎖の音を聞きながら、私は目を閉じた。
過保護というか甘やかし過ぎというか【芸者】ﾘｸｴｽﾄ→←触ってほしい【白黒無常】ﾘｸｴｽﾄ
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精神安定剤(プロフ) - マーリン１３５さん» リクエストありがとうございます！こちらはもう容量いっぱいですので、続編の方で書かせて頂きますね！ (2020年3月5日 0時) (
レス) id: d2e3c7efd5 (このIDを非表示/違反報告)
マーリン１３５ - 文才が溢れている。探鉱者君お願い出来ますか？ (2020年2月25日 18時) (レス) id: da576e023a (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 精神安定剤さん» ありがとうございます！！ (2020年1月3日 17時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
精神安定剤(プロフ) - 竜胆さん» リクエストありがとうございます！シチュエーション指定ですね、了解しました！！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: d2e3c7efd5 (このIDを非表示/違反報告)
精神安定剤(プロフ) - らる@盃さん» リクエストありがとうございます！ハスターですね、了解しました！フレンド！！！全然OKですよ！！！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: d2e3c7efd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：精神安定剤 | 作成日時：2019年2月11日 0時
