僕を見て【写真家】 ページ2
＊
貴「おはようございます、ジョゼフさん。今日はどんな天気ですか？」
ジョ「おはようA、今日は快晴だよ。」
サバイバーであるAは、目が見えない。
心眼ヘレナのようなものではなく、ゲーム中に見えなくなったのだ。
原因は僕で、ゲーム中Aへの攻撃が“運悪く”Aの目に当たってしまった。
すぐにゲームを中止し、医師エミリーによって手当てを施されたが、Aの視力は失われたままとなった。
そこで僕は責任を取るべく、彼女の日常生活の世話をする役に名乗り出た。
ジョ「朝食を取ってくるから、いい子で待っててね。」
貴「はい、分かりました。」
僕はAの頭を撫でると、部屋を出て、食堂へと足を進めた。
食堂に着くと、そこではちらほらとサバイバー達が朝食を摂っていた。
エ「ジョゼフさん、おはようなの！
はい！これが今日のAの朝御飯なの！」
ジョ「嗚呼、おはよう。
いつもありがとう。」
庭師エマがAの朝食を差し出す。
僕がそれを受け取ると、心配そうに「A、今日はどんな感じなの？」と尋ねてきた。
ジョ「嗚呼、“今日も駄目そうだ”。
“「嫌、怖い、来ないで」”と泣きじゃくっていたよ。」
エ「そうなの…。
早くよくなるといいなの。
そしたら、エマは遊びに行くの！」
ジョ「うん、その方がきっとAも喜ぶ。」
僕は庭師エマと別れ、自室に戻ってきた。
僕がただいまと言えば、Aは笑顔で「おかえりなさい！」と言う。
嗚呼、A！僕だけの可愛いA！！
君が僕の姿を見れないのは残念だけど、ああでもしないと君は僕を、ハンターとしか認識しなかっただろう？
貴「あの…みんなの様子、どうでしたか…？」
ジョ「…“「目が見えないなら、ゲームには参加させられない、足を引っ張るだけだ。」”と…そう言っていたよ。」
貴「…そう、ですか。」
フフ、可哀想なA。
僕の吐く嘘で、仲間から疎外されていると思い込んでいる。
君はここで、僕と生きればいいんだ。
だってそうすれば、君は何もしなくていい。
ゲームに出て傷付くこともない。
ねえ、だから僕の気持ちに答えて。
僕を受け入れて？
人間は難しい【黄衣の王】→←それでもいいと思える【リッパー】
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精神安定剤(プロフ) - マーリン１３５さん» リクエストありがとうございます！こちらはもう容量いっぱいですので、続編の方で書かせて頂きますね！ (2020年3月5日 0時) (
レス) id: d2e3c7efd5 (このIDを非表示/違反報告)
マーリン１３５ - 文才が溢れている。探鉱者君お願い出来ますか？ (2020年2月25日 18時) (レス) id: da576e023a (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 精神安定剤さん» ありがとうございます！！ (2020年1月3日 17時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
精神安定剤(プロフ) - 竜胆さん» リクエストありがとうございます！シチュエーション指定ですね、了解しました！！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: d2e3c7efd5 (このIDを非表示/違反報告)
精神安定剤(プロフ) - らる@盃さん» リクエストありがとうございます！ハスターですね、了解しました！フレンド！！！全然OKですよ！！！ (2020年1月3日 16時) (レス) id: d2e3c7efd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：精神安定剤 | 作成日時：2019年2月11日 0時
