【UNDERTALE】それは雪の降る日だった【Papyrus】 (ページ6)

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スケルトンの名前は、パピルスと言うようだ。
スノーディンに住んでいて、同じくスケルトンの兄弟が居るらしい。

「それでな！サンズはいつも怠け骨で、本当に困っているのだ！」

「トゥララ...♪
それは、君がしっかりしているから、ついつい頼りたくなっちゃうんじゃないかい？」

「...俺様、頼りになるのか？」ｷﾗｷﾗ

「頼りたい」という言葉を聞いて顔を輝かせるパピルスに、嗚呼、このヒトは純粋なんだなーなんて思いながら、「きっとそうだよ」と便乗した。

「ニェッヘヘヘ!!だったら、立派なロイヤル・ガードになって、もっとサンズに頼られるようにしなきゃ！」

満面の笑みを浮かべるパピルスを見て、ソウルがぽかぽかする。
...おっと、そろそろウォーターフォールに着くようだ。

「さぁお客さん、ウォーターフォールに着いたよ。
忘れ物の無いように気を付けてね...。」

パピルスがトンッと船から下りた。
そしてボクの方を向くと、首を傾げてこう聞いていた。

「なぁ...帰りも頼めるか？
俺様、もっとお前と話がしたい！」

「！
トゥララ...いいよ、勿論。だってボクは渡しビトだ。
ここで待っているけど、時間は気にしなくていいよ。行ってらっしゃい。」

「嗚呼、行ってくる！」

トタタ...と走っていったパピルスの後ろ姿を見て、ソウルが満たされた。
そんな気がした。

「トゥララ...♪
そんな事、あるわけ無いのに...。」

胸に手をかざすと、ポゥッとボクのソウルが出てきた。
そのソウルは灰色で、ぼろぼろだ。

このソウルが満たされるなんて、あるわけがない。
あってはいけないのだ。