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1の歌 ページ4






ボクはA。
いつもはネルトディアで通してる。
フードで顔を隠してるこんなボクだけど、スノーディン=ウォーターフォール=ホットランドを繋ぐ川で船乗りをやっている。
まあ、元々ヒトが少ない川を選んだから、利用客は皆無だけど。


「トゥララ...♪オーブさん、エコーフラワーさん、おはよう...!」


ボクの挨拶に反応するかのようにオーブは光り、エコーフラワーは揺れる。
悪意の無い生命体は好きだ。
純粋で、可憐で、美しく、愛おしい。


ボクの仕事は渡し船のようなモノだけど、お客さんがいない時は、スノーディンの岸に止まって雪を眺めている。
地下世界なのに何故雪が降るんだろうとか、何故雪は溶けないのだろうとか、色々考える。


何故雪が降るのか...は、一応結論にたどり着いたけど、それはあくまでボクだけの見解だから、完全な結論とは言えない。
溶けない雪は、やっぱり魔力が詰まってるのかなー程度にしか分からない。


そうやって今日も時は経ち、遊び疲れたモンスターの子供達が家に帰り、温かな夕御飯を貪る時間になった。
さてボクも帰ろうかと船首に立ち、オールに手をかけたその時。


?「なあ、お前、船を出せるか?!」


慌てた声で、モンスターがボクを呼び止めた。

2の歌→←ボクの貴方の貴女の設定



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作者名:精神安定剤 | 作成日時:2018年2月17日 15時

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