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何があった?
分からない。ワカラナイ。
私はフラウィーに言われた通り、友情のカケラを触っただけなのに。
体が痛い。
...いや、少し違う。
フ「簡単に騙されやがって。バカめ。」
貴「フラ...ウィー...?」
フラウィーが私の四肢を蔦で縛る。
動けなくなった。
フ「この世界はな。“殺るか殺られるか”なんだよ。」
そう言ってフラウィーが私の回りにさっきの友情の...違う、白いカプセルを浮かせる。
...待って、もしかしてあの花、これを私に当てるつもりなのか?
フ「死ね。」
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!
あのカプセル、確実に近付いてきてる。
尋常じゃないソウルの痛みだ。きっと、私の体力は多くない。
そんな中であの大量の攻撃が当たったら?
確実に、生きるという道は閉ざされるだろう。
貴「...ん、ぐ...!」
必死にもがくけど...駄目だ。
蔦はびくともしないし、トゲが生えているから、むしろ食い込んで痛い。
諦めるか。
あれ、私。
こんな事されてるのに。
“フラウィーの事、憎んでない”。
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作者名:精神安定剤 | 作成日時:2018年1月14日 19時