羨ましくて[カカシ]NARUTO

24 ページ25

･




テンテン｢Aさんとカカシ先生って出会いは？｣


貴｢うーん･･･
物心ついた時には知り合いと言うか
修行相手と言うか？
先輩と言うか？｣


綱手｢なんだその疑問形は｣


貴｢この前いつから私を好きなのか
気になったので、聞いたらはぐらかされて

その時知ったんです
出会いは私が1歳の時だって｣


テンテン｢1歳じゃ覚えてないですよ｣


綱手｢何かこれと言った思い出はないのか！？｣


貴｢えー･･･うーん｣


テンテン｢Aさんが
カカシ先生を助けたとかことがきっかけとか

何かドキッとするような展開があったとか｣


貴｢う〜ん；ドキッと？？

13歳くらい時に高熱が出て
一人暮らしだった私の所に
カカシ先輩が来たことはあります｣


綱手｢それで？｣


貴｢え、いや･･･お粥作ってくれて食べて
薬呑んで寝ちゃいましたけど｣


テンテン｢他にないんですか？｣


貴｢こ、この話はおしまいです！

のぼせたので先に出てますね｣



ｶﾞﾗｯ


ﾊﾞﾀﾝ



テンテン｢結構ラブラブですよね｣


綱手｢色々あったみたいだが

丸く収まりそうで安心したな｣


テンテン｢ですね｣





ｶﾞﾗｯ



綱手｢Aフルーツ牛乳｣


貴｢はいはい｣


綱手｢お、ありがとう｣


テンテン｢Aさん｣


貴｢ん？｣


テンテン｢毎回のように奢ってて大丈夫なんですか？｣


貴｢あぁ、お金？｣


テンテン｢いくら綱手様が金欠でも奢ってたらAさんが金欠になっちゃわないかなって｣


貴｢それなら大丈夫だよ(笑)｣


テンテン｢？？｣


貴｢秘策って程でもないんだけど｣


テンテン｢秘策？？｣


貴｢稼ぎたい時は綱手様と賭けに出かけるの｣


テンテン｢え！？でもそれって負けたら｣


貴｢大丈夫大丈夫！｣


テンテン｢なんでですか｣


貴｢綱手様は必ずって言っていいほど負けるから

負けの綱手様の逆の答えを出していくと
必然的に勝てちゃうのよね
ルールなんてサラッと分かってればいいし

ってやってるうちに
貯まってって

お金はあるのよ私｣


テンテン｢そ、そんな方法で；｣


貴｢お金に困ったらやるといいよ｣


テンテン｢ピンチが来たら誘おっかな｣


貴｢ま、そんな事で
結局綱手様が賭けたお金も全部私の手元だから
奢ると言うか･･･返してる？みたいな｣


テンテン｢なるほど！｣


綱手｢お前ら何コソコソ話してるんだ？｣


貴｢ああ
この後食べるアイスの話てたんですよ
ね、テンテン｣


テンテン｢あ、はい！｣

25→←23

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す