裏話6 ページ41
卒業を明日に控え
卒業式の練習が終わり帰宅しようと平助くんを探して3年の廊下を歩いていた
遠くからなんだか賑やかな音がする
1年生には女子生徒もそれなりに増えているからか
平助くんを探すのにその賑やかなクラスを通りがかると
そこには女子生徒に囲まれた土方さんの姿があった
人気なのは知ってる
でも・・・でも・・・
嫉妬が・・・黒々とした感情が押し寄せる
明日が卒業というのに土方さんは何も言ってはくれない
どうして・・・本当は前世なんてどうでもいいのかな
私なんて・・・
ふと目が合った
けど怖くてすぐ逸らした
皆に秘密というのが
約2年半の間に負担となっていた
千鶴「私って嫌な子だな・・・」
*卒業式当日
朝が来ても結局何も土方さんからの言葉はない
式が終わってもそれは変わらなかった
そんな折、私は呼び出されていた
モブ1「来てくれてありがとう」
千鶴「お手紙ありがとうございました」
モブ1「今日で卒業だろ?
実はさ、ずっと雪村さんのこと
好きだったんだ!!!
付き合ってください!!」
門前での大きな告白
卒業で浮き足立つ周りの生徒が冷やかして
「ヒューヒュー」などとまるでもう受け答えたみたいな形になっていた
いつの間には周りは
「「「きーす!きーす!きーす!」」」
キスコールなるものが始まっていた
千鶴「(ど、どうしよう)」
モブ1「どうしよっか?しちゃう?」
千鶴「え!?」
モブ1「千鶴・・・(´ε`)」
千鶴「(やっやだっ!!!)」
「やめろ!!」
「「うわっ!土方先生だ!」」
千鶴「土方さん!」
土方「ったく・・・
おい、お前」
モブ1「は、はい!」
土方「こいつは恋人がいるんだよ
諦めろ」
モブ1「でも沖田先輩とは別れたって!!だよね!千鶴!?」
土方「相手は総司じゃねえ」
モブ1「な、居ないんなら諦めねえから!」
土方「チッ うるせーな・・・俺だ」
モブ1「はい?」
土方「俺が恋人なんだよ、入る隙間なんざこれっぽっちもねぇから諦めろ」
モブ1「そ、そんな」
土方「早く散れ!」
モブ1「す、すみませんでしたー!!」
土方「はぁ・・・」
千鶴「あのっ」
土方「すまねぇ!・・・今日1日までは高校生だってちゃんと分かってたつもりなんだけどな」
千鶴「土方さん」
土方「お前は俺のだって早く言いたかったらしい」
千鶴「わ、私も!同じです・・・」
土方「!・・・そうか//」
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千(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます!!!いま更新中の作品に萌えが来なくて更新出来てないので新しいものをはじめて波を作るのもいいですね((o(。>ω<。)o))考えてみます!!ただ申し訳ないのが作品名は知ってても内容知らないのがいくつかあります・・・すみません!! (2018年4月9日 10時) (レス) id: 8b40b7959b (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く良かった作品ですもし今後他の作品を作る予定があったら薄桜鬼とコラボかトリップか転生したリボーンかヒロアカかワールドトリガーかアニメKの作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも応援します (2018年4月4日 21時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - かりそめの蘇生さん» 読んで下さりありがとうございます!感動してもらえて良かったです(*-∀-*)ニヤニヤ嬉しい限りです (2018年3月26日 21時) (レス) id: 8b40b7959b (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 夢主ちゃんが目覚めた時、本当に感動しました。 最初は夢主ちゃんが可哀想過ぎて自分まで悲しくなっていたのですが、最終的にハッピーエンドになってよかったです (2018年3月26日 21時) (レス) id: 30c6595324 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - みやびさん» 読んで下さりありがとうございます!( ̄∀ ̄*)嬉しくて顔がにやけてしまいます!! (2018年3月9日 2時) (レス) id: 56fbdf1421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千 | 作成日時:2018年1月19日 5時