貴方との約束を破ります[沖田総司]

19分かっちゃうんだ ページ21

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貴「時間からして観覧車で終わりだね」


千鶴「ではまた、別れましょう」


グッチョキパーで別れましょ


貴→ﾁｮｷ
千鶴→ｸﾞｰ
平助→ﾊﾟｰ
総司→ﾁｮｷ
山崎→ﾊﾟｰ
斉藤→ﾊﾟｰ
土方→ｸﾞｰ


斉藤「あ･･･」


山崎「あ･･･」


総司「え･･･」


平助「また男だけ･･･」


土方「！」


斉藤「どうする･･･やり直すか？」


貴「･･･」


総司「決まったことは仕方ない行こ」


貴「え、うん」


土方「雪村、また俺で悪いな。今度はちゃんと1回で降りるぞ」


千鶴「はい」


平助「何で･･･男だけで夕方の観覧車に乗らなきゃ行けねえの！？」


斉藤「仕方ない行くぞ」


山崎「あはは;」



･･･


平助「綺麗だけど･･･虚しくね」


山崎「すごいですね」


斉藤「眺めが最高だな」


･･･


土方「夕日が綺麗だな」


千鶴「そうですね」


土方「楽しめたか？」


千鶴「はい、とても」


土方「そうか」


･･･

貴「･･･」


総司「記憶がさ」


貴「え？」


総司「ちゃんと持ってないのって千鶴ちゃんと平助と僕だけなんだって」


貴「前世の？」


総司「土方先生に言われた」


貴「そっか土方さんが」


総司「やっぱりAはちゃんと覚えてるんだね」


貴「あの話した時ほとんど思い出したから」


総司「そっか」


貴「土方さん覚えてるんだね」


総司「千鶴ちゃん･･･奥さんだったって」


貴「仲良かったからね･･･土方さん夫婦･･･」


総司「え」


貴「あ、え･･･知らなかった？」


総司「知ってたの？」


貴「会ってたから･･･落ち着いて暮らし始めたころから少し」


総司「なんだ･･･そうか」


貴「土方さん･･･何か言ってたの？」


総司「･･･」


貴「あ、前世と今世は別だから！ほら！仲良かったけど･･･その･･･えっと、だから」


総司「いいよ、気使わなくて」


貴「ごめん、彼女がほかの男の人と仲良かった話とか嫌だよね」


総司「そうじゃなくて･･･Aが辛そうな顔してる」


貴「ごめっ」


総司「駄目、謝らなくていいから･･･
ほら、外見てすごい綺麗だよ」


貴「本当綺麗･･･」


総司「･･･」


僕は何をしてるのだろう


君が辛そうなのは僕のせいなのに


君の癖は全部知ってる


だから辛そうにしてるのも


困ってるのも


泣きそうなのも


全部分かってしまう


貴「総ちゃん綺麗だね」



無理して笑ってもらう為に



ここにいる訳じゃないのに

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