貴方との約束を破ります[沖田総司]

9大事な石 ページ11

(仮)マネ
四日目


千鶴「今日から実際にマネージャーの仕事をお教えしますね」

貴「あ、ジャージの方が良かったかな？」


千鶴「あ！はい！スカートの中見えちゃうので！ズボンの方をおすすめします！」


貴「そうだよね」


少し恥ずかしそうに言う姿さえ可愛い


千鶴ちゃん悪くないのに


勝手にモヤモヤして


私嫌な奴



千鶴「先輩？」


貴「え？ああ、ジャージ着替えくるね」


千鶴「ついでに更衣室の案内とかもしちゃいますね」


貴「ありがとう」


千鶴「いえ、
女の子二人だけですが更衣室は校長先生のご好意ですごく綺麗な部屋を用意して貰ってるんです」

貴「本当･･･綺麗、使うの二人だけなのに」


千鶴「今まで一人だったので、嬉しいです！」


貴「あ、だよね。これ一人はちょっと使いづらいかも」


余裕あるスペースに収納と洗面台

一人用ではない
これから先の入学に備えた広さ


貴「鞄とかはここでいいのかな？」


千鶴「はい！」


貴「着替えちゃうね」



リボンを外して
ボタンにかけた時



貴「あ、千鶴ちゃん」


千鶴「はい？」


貴「これ付けてやっちゃ駄目かな？」



Aが出したのはペンダントだった


ひもとその先に付いた石


石は中途半端な形で
何をモチーフにしたものかハッキリしない形



千鶴「！」


貴「駄目だよね」


千鶴「あ、いえ、大事なものなら大丈夫ですよ」


貴「いいの？」


千鶴「邪魔にならなければ多分！」


貴「ありがとう」


千鶴「その石って」


貴「あ、違和感あるかな？元々ペンダントじゃなくてね。ずっと大事にしてた石で」


千鶴「大事にしてた石？」


貴「石だけ持ってたら無くしそうで
相談した友達にペンダントにしたらって
言われてペンダントにしたの
元々不思議な穴もあったし
何かの飾りだったみたいだから」


千鶴「き、綺麗ですね」


話をしながら着替えも終わり

ペンダントを首から邪魔にならないように
服の中にしまう


千鶴「更衣室の隣が･･･」


千鶴ちゃんに説明されながら
マネージャー業をこなしていく


千鶴「大体はこんな感じだと思います」


貴「そっかありがとう」


道場に戻り

平助の稽古姿を眺める


平助「ふぅー･･･」


貴「お疲れ様、タオルどうぞ」


平助「お、さんきゅー」


斉藤「A俺にもくれ」


貴「はい」


平助「一くんてさ」


斉藤「なんだ」


平助「･･･何でもない(一くん天然なの忘れてた、別に邪魔してる訳じゃないんだよな)」

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