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帰り道クリスマスが近いのもあり街は人で溢れかえっていた

私はクリスマスに食べるケーキを探していた

探していると言っても私が向かうところは決まっていた
馴染みの深い店のドアに手を掛ける




店員「いらっしゃいませ!あー!Aさん!いつもので大丈夫ですか??」

A「はい、あ!今日は1人分でお願いします」

店員「かしこまりました、少しお待ちください」

店員「出来上がりました、こちらお持ち帰り用にドライアイスをお付けしておきましたが、3時間ほどで効果は切れますので気をつけてお持ち帰りください♪」

A「わざわざドライアイスまでありがとうございます!また来ますね!」

店員「次のご来店はイケメンな彼氏さんもお待ちしてますね〜!」
 


このケーキ屋さんには昔から通っていたので、よく私と彼の関係を知っていただからこそ彼の話をしてくれたのだろう、いつもは何も気に留めていなかったが今はそれが辛かった





 ニコニコと楽しそうに笑うカップルの横を
 
 ただただ私は通り過ぎて行った

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作者名:のた | 作成日時:2022年12月7日 0時

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