7 ページ7
? side
一家心中だと思われていた事件に、1人違う少女が混ざっていた
なかなか記事としては書きごたえがありそうだ
顎に手をやり、なぜりながら、カメラで生き残りの出てくるのを待つ
と、
パシャ
奥に人影が見えた
こちらに近づいてきている
パシャパシャ
まだ周りの記者どもは気がついていない
3人くらいが集まって、1人の車椅子を押している様子だ
前方を1人の女が歩いているせいで、車椅子が見えない
眼鏡を外しても見えにくい
もう1枚・・・、と、
1人の背が高い男が戻るように促す仕草を見せる
「おいおい、はえーよ、まともにとれなかったじゃねーかよ・・・」
毎度の事ながら、この葬儀社は勘のいいやつばかりでやりにくい
「帰るか、あとは子鼠にでも頼む」
「・・・この嬢ちゃん、まさか、」
戻って写真を確認すると、車椅子の前を先導していた女の顔に既視感
昔の記憶が蘇る
「こいつは、驚きだ・・・
車椅子よりいいやつが取れたなぁ」
でももうちょい、鮮明なやつが欲しいなぁ・・・
誰か撮ってこねぇかな、、、、、
365人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:抹茶金時 | 作成日時:2018年2月3日 12時