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一家心中だと思われていた事件に、1人違う少女が混ざっていた




なかなか記事としては書きごたえがありそうだ




顎に手をやり、なぜりながら、カメラで生き残りの出てくるのを待つ





と、




パシャ





奥に人影が見えた



こちらに近づいてきている





パシャパシャ




まだ周りの記者どもは気がついていない





3人くらいが集まって、1人の車椅子を押している様子だ



前方を1人の女が歩いているせいで、車椅子が見えない




眼鏡を外しても見えにくい




もう1枚・・・、と、

1人の背が高い男が戻るように促す仕草を見せる





「おいおい、はえーよ、まともにとれなかったじゃねーかよ・・・」




毎度の事ながら、この葬儀社は勘のいいやつばかりでやりにくい



「帰るか、あとは子鼠にでも頼む」









「・・・この嬢ちゃん、まさか、」



戻って写真を確認すると、車椅子の前を先導していた女の顔に既視感




昔の記憶が蘇る




「こいつは、驚きだ・・・



車椅子よりいいやつが取れたなぁ」







でももうちょい、鮮明なやつが欲しいなぁ・・・









誰か撮ってこねぇかな、、、、、

8→←6



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作者名:抹茶金時 | 作成日時:2018年2月3日 12時

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