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東海林 夕子side
「すみません、警察の方に手伝わせてしまって・・・
あ、ここまでで大丈夫です」
ありがとうございました、
そういって添えられた手をやんわりと除ける北瀬ちゃん
「いやいや、あなたのような女性がこんなに重いものを運んでいるなら、
いくらでも手伝わせて頂きますよ」
にやける笑みを抑えながらカッコ良く決めようとする毛利さん
いや、アンタさっきまでいやいや捜査にきてたじゃん
「あら、心強いです」
口元に手を添えて、レンズを跳ねあげたまま可愛らしく首を傾げる彼女に、同性ながら見惚れる
あー、こないだあんなことあったけど、
また異性間交流会行きたくなってきた
サラサラで、程よくうねった色素の薄い髪
整った、鼻の高い、品のある横顔
コロコロと変わる綺麗な表情
「・・・寝て起きたらあんな顔になれてたらなー」
隣でミコトが吹き出した
「いやいや東海林、
いきなり北瀬ちゃんはハードル高いよ?」
悩みなんて、無さそう
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作者名:抹茶金時 | 作成日時:2018年2月3日 12時