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北瀬Aside
「・・・北瀬、先に着いていたんですね
北町の葬儀場にはお運びしてきましたか?」
「・・・先輩・・・
ええ、ちゃんと終わらせて来てますよ」
足音が近づき、後ろに立つ気配がした
「所長、何か彼女がご迷惑をおかけしていたのではありませんか?」
笑っているが、目が笑ってないような気がする
「いえいえ!
彼女は昔からの知り合いですから、」
「それは良かった・・・
先程、解剖室にご遺体をお運びしてきました
ついでに、北瀬を回収していきます
・・・では」
「・・・・・・所長、ありがとうございました
久部さん、さようなら」
______________________________
遠くに、二人分の足音が消えていく
「・・・・・・相変わらず、木林さんはいつもタイミングがいいなぁ・・・」
「何のことです?」
「いや、特別な意味は・・・」
と、去ったと思っていた二人分の足音が近づいてくる
荒々しい足音に察する
あ
これ、
三澄さんと中堂さんだ
「久部!」「久部くん!」
「「遅い!!」」
もう外は暗くなり始めていた
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作者名:抹茶金時 | 作成日時:2018年2月3日 12時