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九井side
はぁぁ、今日も疲れた。
あそこのオーナー全然使えないな…頭が悪すぎる。新しいのに変えるか…
はぁぁ、とまたひとつ大きなため息をつきながらリビングの扉を開ける。
「只今帰りました……!?」
目を疑った。
目の前には、ソファーに座りスマホをじっと見つめ全く動かない4人の男…。
これは一体何事だ??
不思議に思い、近くに居る鶴蝶に聞いてみると
鶴蝶「あ、九井さんお帰りなさい。俺もよく分からないんですけど、なんかLINEの返信が来ないとか、一条がなんとか…って言ってました」
一条??…一条と言えば今日三途が一条製薬の社長令嬢に会いに行く、とか行ってたな。
しかしそれがなんでこんな光景に繋がるんだ?
まさかだが、社長令嬢と連絡先を交換し、その返信を思春期男子みたいに待ってる、と言うのか…。
いやいや、まさかな。
俺、仕事で疲れ過ぎだろ…
ここに居るのは三十路近い、いい歳した大人だぞ?
そんな馬鹿みたいなことはしないだろ…
すると竜胆のスマホのLINEの通知音が鳴った…
その瞬間信じられない速さでスマホを手に取る竜胆。そして竜胆の周りに集まるマイキー、蘭、三途の3人。
竜胆「なんだよ…違うやつからのLINEかよ…」
マイキー「……Aからじゃないのか…」
蘭「も〜竜胆紛らわしいよ〜Aちゃんからかと思ったじゃん」
三途「おい竜胆、紛らわしいから今すぐあいつ以外のLINE全部消せよ」
…………これはまさかだが、俺の予想通りなのか?
三途「あ゙ー!何やってんだあいつは!連絡先交換した時すげぇ嬉しそうにして、帰ったらすぐに連絡しますって言ってたじゃねぇか!」
蘭「もしかしたらあの付き人くんに消されてたりとか…」
竜胆「まさか…そんなこと出来んのかよ」
マイキー「Aが風呂に入ってる隙に…とか」
三途「くそっ…あの男ならやりそうだ…。もうこうなったら直接会うしかねぇな。おい九井!今すぐ一条製薬との取引予定入れろ!」
蘭「それ名案〜俺もその取引行こーっと」
竜胆「俺からも頼む!九井、なんとかしてくれ…」
マイキー「…悪いな九井………」
まじかよこいつら…
よくこの疲労困憊状態の俺を見て言えるな…
しかしマイキーに言われたらやるしかないか…
「…分かった。だがもう夜遅いから明日の朝連絡する。だから今日はもう大人しく寝てくれ…」
はぁぁ、俺はまたひとつ大きなため息をついた。
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ふるぽて(プロフ) - きなりんごさん» きなりんごさんコメントありがとうございます!クソデカボイスで好きと叫んで頂けて嬉しいです! 物語は終わってしまいましたが、たまにでいいので読みに来てみてくださいね^^ (2021年11月30日 20時) (レス) id: 82584e8201 (このIDを非表示/違反報告)
ふるぽて(プロフ) - しゅが〜さん» しゅが〜さんコメントありがとうございます!実はLINEの返信を待つシーンが自分の中でも結構お気に入りなんです^^こんな駄作でも素敵だと言って頂けて本当に嬉しいです。ありがとうございます! (2021年11月30日 20時) (レス) id: 82584e8201 (このIDを非表示/違反報告)
きなりんご - え、スッキいいいいいいい(クソデカボイス) (2021年11月18日 17時) (レス) @page20 id: 0cb8f7fc33 (このIDを非表示/違反報告)
しゅが〜 - めっちゃ好きです! LINEの返信くるの待ってるの可愛い過ぎるし、想像したらめっちゃ笑えますw こんな素敵な作品ありがとうございます! (2021年11月14日 10時) (レス) @page10 id: 8796ade977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふるぽて | 作成日時:2021年11月11日 20時