反社になって再会するとは【東リべ】

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your side




翔に手を取られ、会場に戻ってきた…





今隣に立つ翔は先程までの雰囲気とは違い、

翔「お嬢、喉が渇いていませんか？何か飲み物お持ちしましょうか？」
と、いつも通りの様子。



それにしても、あんな雰囲気の翔初めて見たかも…
いつも優しいくて穏やかで"紳士的"という言葉がこの世で一番似合うような人なのに…

それに翔だってマイキーと再会して嬉しいはずなのに、何故か焦った様子だった。何かあったのかな。










あぁ、せっかく再会したのにあんな別れ方するなんて。
もっと…ちゃんと、またねって言いたかったな…


だけどさっきまでのマイキー達との会話を思い出して自然と笑みがこぼれる。連絡先も交換したし、またね…って言ってくれたし。また…会えるよね？



そんな、どこかふわふわと落ち着かない様子の私を見た翔
が、

翔「…お嬢、そんなにあの方と再会したのが嬉しいですか？」

と、少し不機嫌そうに聞いてくる。



「もちろん嬉しいに決まってるよ。だって久しぶりに再会したんだよ？…それに私だけじゃなくて本当は翔も嬉しいんじゃないの？昔、マイキーと仲良かったじゃない」

そう言うと、いえ…私は…と口どもる翔。
なんかマイキー達と会ってから様子がおかしい…


まあ随分とマイキーの雰囲気が変わってたし、少し動揺しているのかも…。
そう思い声を掛ける

「大丈夫だよ、マイキーはマイキーだもん」

と言い、にこっと笑って

「じゃあそろそろ挨拶周り行こっか！みんなに私の顔と名前を覚えてもらわなきゃね。そのために今日来たんだし！」
















そう…今日が最初の第一歩だ。
私は私の目的のためにやらなければいけないことがある。

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