反社になって再会するとは【東リべ】

Another story 11 ページ33

マイキーside




俺達は今、九井の練った作戦を聞いている。

三途「だーかーらァ、1発打って凍らして砕いて魚のエサ！これでいいだろ？」

蘭「三途、話聞いてた？今回はそれじゃ駄目だからこうやって作戦立ててるんでしょ？」


相変わらず三途は何を聞いてたんだ…。その気持ちは分かるが。

そう思ってると珍しい人から電話がかかる。



翔からだ。


…車で移動中なのか、声が響いてるし少しノイズが入ってる。

そして俺は衝撃の言葉を耳にする。

「Aが誘拐されただと…？」

俺は今までにない程殺意に満ちて、今すぐにでも攫ったやつの息の根を止めに行きたかっが、落ち着いて、冷静になり、スマホをスピーカーにして、周りの奴らにも聞かせた。

翔「GPSの情報は今送った。そして何度も言うが、向こうは単独犯ではない。複数人、しかも今回が初めてではないから油断するなよ…！」

そして電話を切った。

九井「Aに何かあったのか？」

「ああ、今すぐ全員出ろ。話は移動しながらだ。」




ー移動中の車の中ー

竜胆「Aが攫われた！？」

三途「おいおい、そりゃあ一体どういう事だ？」

「俺も経緯をしっかり聞いた訳では無いが、あの翔があんなに焦ってるんだ。只事じゃない。実際AのGPSがすごい速さで移動している。俺達も後を追いかけるぞ。」


俺は説明しながらも怒りで気が狂いそうになった。俺のAを誘拐するなんて絶対許さねぇ。会った瞬間に息の根を停めてやる。

……Aは今頃怖くて震えてるに違いない。早く助けに行かないと…


するとAのGPSが止まった。場所は今は使われてないホテル。


「鶴蝶、場所が分かった。最短距離で向かえ。」

Another story 12→←Another story 10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す