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九井side
三途「なー、A遅すぎじゃね?」
蘭「…Aは遅れてないよ?だってまだ集合時間前だもん。」
竜胆「そうそう、俺達が早く着きすぎただけ。それより明司と望月は?」
鶴蝶「2人とも今日は仕事で来れないみたいですよ」
マイキー「…Aに会えないなんて可哀想だな」
……。
目の前にはいつもより服装に気合いの入った5人の男達。それも当然か、なんせあの一条のお嬢様との顔合わせだもんな。
実は今、俺達はとある高級料理店に来ている。
時は少し遡り、
あの返信来ない事件の翌朝、こいつらに急かされて一条製薬に取引の連絡をした。その内容は「来週予定していた取引の前倒し」と「取引担当を一条Aにして欲しい」の2つ。…はっきり言って、こんな下心丸出しの連絡なんてふざけてると思うだろう。やんわり断られるだろうな、と半ば諦めていたが、返信内容に驚いた。まさか承諾するとは…。
一条もそろそろ代替わりを考えているのだろうか…?しかも、担当を変えるにあたり一度顔合わせを…、だと?一条聡は何を考えているんだ…。あまりに上手く事が進みすぎて裏を探ってしまう。
まあ今は別にいい。それより朝からそわそわしてるこいつらを落ち着かせるには、早くこの内容を伝えなければ…
という事があり今に至る。
そして約束の時間10分前になると、扉が開き、綺麗な女とその後ろから1人の男が入ってきた。
女は緊張している様子だったが、マイキー達を見ると表情が柔らかくなり、「遅くなってごめんなさい」と可愛らしく微笑んだ。
そしてその後ろをぴったりくっいて離れない男は、とんでもねえ殺気を隠すことなく放っている。少しは隠せよ……
じっと2人を観察していると、
三途「全然待ってねえよ!それより早くここ座れ!おい竜胆!いつまで俺の隣にいるんだ、早くどけ」
蘭「Aちゃんこんばんは〜今日も可愛いねぇ」
竜胆「は?なんで俺が移動しなくちゃいけないんだよ!お前が向こう行け!!そんでAは俺の隣に座るんだ!」
鶴蝶「初めまして、鶴蝶です。Aさん翔さん、今日はよろしくお願いします。」
マイキー「お前らうるさい………おい、そこのお前何してるんだ。早く俺の隣に新しく椅子を準備しろ。」
……まだ始まってないのにすごく疲れてるのは俺だけか…?
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ふるぽて(プロフ) - きなりんごさん» きなりんごさんコメントありがとうございます!クソデカボイスで好きと叫んで頂けて嬉しいです! 物語は終わってしまいましたが、たまにでいいので読みに来てみてくださいね^^ (2021年11月30日 20時) (レス) id: 82584e8201 (このIDを非表示/違反報告)
ふるぽて(プロフ) - しゅが〜さん» しゅが〜さんコメントありがとうございます!実はLINEの返信を待つシーンが自分の中でも結構お気に入りなんです^^こんな駄作でも素敵だと言って頂けて本当に嬉しいです。ありがとうございます! (2021年11月30日 20時) (レス) id: 82584e8201 (このIDを非表示/違反報告)
きなりんご - え、スッキいいいいいいい(クソデカボイス) (2021年11月18日 17時) (レス) @page20 id: 0cb8f7fc33 (このIDを非表示/違反報告)
しゅが〜 - めっちゃ好きです! LINEの返信くるの待ってるの可愛い過ぎるし、想像したらめっちゃ笑えますw こんな素敵な作品ありがとうございます! (2021年11月14日 10時) (レス) @page10 id: 8796ade977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふるぽて | 作成日時:2021年11月11日 20時