反社になって再会するとは【東リべ】

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your side




お風呂から上がり、髪も乾かさず急いで部屋へと向かう。後ろから


「お嬢ー！何してるんですかー？髪乾かすので早く来てくださーい」

と言う翔の言葉も無視して、スマホを開く。まだ連絡は来てないみたい…。ちょっと期待してたのに…。まあ私から送ればいっか！

そう思いLINEの友達一覧を探すも、交換した時にはあった4人のアカウントが見つからない…。

あれ？おかしいな、確かにあったのに…



急に不安になって翔の元へと向かう。

「ねえねえ、どうしよう翔…。スマホおかしくなっちゃったかも…」


そう言うと、

「スマホは後で私が確認してみますので、まずは髪を乾かしましょうね」

と言い、ドライヤーのスイッチを入れ、優しい手つきで髪を乾かしてく翔…。

1人で出来るって言ってるのに、私の役目なので、とか意味分かんない事言っていつもやってくれる。まあ翔のドライヤーはすごく気持ち良いから結局頼んでしまう自分がいる…


早くマイキー達と連絡取りたいのに…
ドライヤーの最中にウトウトしてしまう…。



「お嬢…眠いですか？今日はたくさん頑張りましたからね。スマホはまた明日にしてもう今日は寝ましょう」

髪を乾かし終わり、櫛で丁寧にとかしながら翔に話しかけられるが、自分でも気付かないうちにすごく疲れてたんだろう、目がだんだんうつろになっていく…。



すると突然体が軽くなり、頭の上で、仕方がない人ですね…、と翔の優しい声がする。




眠気には勝てず、私はそのまま体を預け目を閉じた。

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