【銀魂】俺はこう見えて元攘夷志士です

第二十話 ページ23

はぁ､最近変な夢ばっかり見るな…


俺はいままで色んな人を見殺しにしてきた


見殺しって言うのも違うかもしれない


自分の感情が高ぶりすぎてこの手で殺してしまった


村の人も､家族も､大好きだった妹も…


俺が殺してしまったから俺の村には誰もいない


俺以外墓しかなかった


俺は守ろうとした人を踏み台にして


敵を倒して


でも得るものは何もない


失うものばかり


守ろうとした人まで殺してしまう


今もいつかは銀時や歌舞伎町で会った人たちをこの手で殺すんじゃないかと思うと


すごく胸が苦しくなる


銀時はこんな俺だと知ってて万事屋に泊めてくれているのか


それとも知らないから泊めてくれているのか


どっちにしろ銀時と神楽と新八くんに迷惑かけている


だから近いうちにここを出て真選組にでも入ろうかな


真選組は総悟もいるし土方さんもいるし大丈夫だろう


でもそう長くはいられねぇな


俺だって元攘夷志士だから


真選組に元攘夷志士がいるなんておかしな話だろ

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