同期or彼?《R.Y》-second-

section49 ページ1

ピピピッ､ピピピッ






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『んーーーー


あっ！』









バンッ！！








『良かったーー早起きは失敗しなかった…』









隣においてある目覚まし時計の針は予定通りの時間。






とりあえず最初から失敗というピンチからは逃れた…









でも本番はここから。









とりあえず洗面所に行って、緊張を流すように顔を洗う。






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…ん、待って









というか、なんで私はこんなに緊張してるの…？





別にいつもの皆と楽しくBBQをするだけだよ、うん。







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じゃあこの緊張はなに？？






2人に散々いろいろ言われたから？






いやまあそれもあると思うけど他にも多分ある。






…なんだろう








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まあ、そんなこと考えてもしょうがないよね、とりあえず準備だ、準備！！









昨日のうちに出しておいた2人が選んでくれた服を着る。








『うわー、これ私似合ってるのかな…』








鏡を見てもいつもの自分と違いすぎてイマイチ似合ってるのかどうかもよく分からない。









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…まあいいや。次は1番大変なメイク。









2人が送ってくれたやり方で頑張って進める。





一応やった事ないことは失敗しないように少しだけど練習したりしてたから意外と順調に進んだ。









それにしてもいつもこんなにイケてる女子はメイクしてるの…？








大変だな…








普段、礼儀程度のメイクしかしない私には見慣れないキラキラとしたかわいいメイクが私の顔に施されていく。








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『よし、完了。









…うわぁ。これ私？？』









顔を上にあげて鏡に写った自分はいつもよりもパッチリして明るい顔だった。









メイクってすごいな…







にしても、これみんなにドン引きされない？大丈夫？？









今さらになってそんな不安がやってくる。








もういいよね、うん。







いつも後ろで1つにまとめてる髪も今日はちゃんとブローして下ろして。







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…これを写真とんなきゃいけないのか…









パシャ









『うわ、ひどい顔』








自撮りなんかし慣れていない私の表情はまあひどくて。







でも2人のおかげでちゃんとした女子になれた気がするから送らないと。









"送信完了"









『よし、行こう！！』








やる事をすべて終えた私は緊張とともにやっと湧いてきた楽しみな気持ちを持って玄関のドアを開けた。





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