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このモヤモヤの正体はなんだろう。
Aちゃんが可愛いことなんて、俺だけが知ってればいいのに。
『……やだ、』
「ん、どうしたの？」
優斗との会話を終えてAちゃんの元に戻ると、顔を手のひらで覆っている。
『私、可愛くないから、顔見られたくなかったのに、……高橋さんも笑ってた』
「そんなことねえって、……ムカつくけど、優斗、Aちゃんのこと可愛いって言ってたよ？」
『嘘だあ、』
なかなか大きい、Aちゃんの劣等感。
可愛いのに、可愛くないなんて、何かあったのかな？
そう問いかけて見たかったけれど、まだそんな踏み込んだことを聞く関係にはなれてない。
じゃあ、俺ができることは？
……ひとつしかない、
「Aちゃんは、すっごく可愛いよ？優斗に見せんのヤんなっちゃうくらい、……でも顔見せたくないんだったら皆の前では眼鏡してな？俺だけの特権、ってことで」
優斗にも見られたのが癪に障るけど。
『も、冗談言わないでください！返して！』
「冗談じゃないってば！……でも、ごめん、返すね？」
大粒の涙を零すAちゃんにこれ以上何も言えなくなって、大人しく眼鏡を返した。
さっきまでの楽しい雰囲気が嘘のように、最初の一言も喋らないAちゃんに逆戻りしてしまった。
「Aちゃん、先休憩していいよ」
『……ありがとう』
まだ赤いままの目でそう言ってバックヤードに戻っていく。
あんな顔させたいわけじゃなかった、あんな顔見たくなかった。
……笑った顔を見せて？
はぁ、と深いため息を吐くと退屈になったのか、瑞稀が顔を覗かせる。
「お腹空いたから焼きそば取って、あ、出来ればAさんの方で、」
「ひでえな！」
「はしもっちゃんのは味濃いからオトコ向きなんだよ、」
「瑞稀は女の子ですか？！」
うるさい早くして、と自分から振ってきたくせに面倒くさそうに瑞稀が顔を顰めた。
……ちょっと納得いかないんだけど？！
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みーま(プロフ) - 最後においシャンの歌詞でてきてやられました……🤦♀️作ちゃんの良さめちゃくちゃ詰まってます！！ありがとうございます！！！ (7月27日 14時) (
レス) @page41 id: e266a86186 (このIDを非表示/違反報告)
hiレベルな小５ - こんな素敵なお話ありがとうございました！ (2020年2月17日 18時) (レス) id: 62d5677c5a (このIDを非表示/違反報告)
ちゅっきー(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！^ - ^ (2019年8月26日 2時) (レス) id: c0a7664ca3 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - 面白かったです！《*≧∀≦》私の暇な夏休みにぴったりなお話でした！ (2019年8月22日 19時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はいはいこらぼ
x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年8月13日 22時
