Ryuto.s ページ34
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「あ、ごめんなさい」
「もー、作ちゃんなにしてんの」
がりさんと向かう海の家。
今日からはしもっちゃんの叔父さんが経営する海の家でバイトをする。
海綺麗だなと、よそ見しながら歩いていたら、ぶつかってしまった女の子。
強い夏の日差しには似合わない白い肌。
目があったその時の印象が
妙に忘れられなくて、それが俺の夏のはじまりだった。
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早速、海の上で任されたのが接客。
無理無理、と言ったけど、マニュアル通りに話せば良いだけだから。
と言いくるめられて、客席に出る。
『すいませーん。』
「はーい」
俺が担当するエリアで声をかけられて
その子の元に向かえば、見覚えのある姿。
『あ』
「さっきはすいませんでした………」
『いえ、私こそ、ごめんなさい
ここで働いてらっしゃったんですね』
「今日からはじまって。
まだ慣れてないんですけど」
『そうなんですね、頑張ってください』
「ありがとうございます」
いちごのかき氷を注文した彼女。俺もいちごのかき氷すきだな、と１つ共通点を見つけたことに、少しだけ心が躍る。
もっと彼女のことが知りたいと思ってかき氷の完成を待ちながら、チラと目線を向ける。
「さっきぶつかった子じゃん」
「えへ」
「キモ」
「作ちゃん、呼ばれてる。」
「あ、優斗ごめん」
注文を取りに行って戻って来れば、かき氷はすでに彼女の机の上にあって。
ガリさんの方を見ると、笑いながら"ごめん"と手を合わせた後に、優斗の方を指差した。
結局、そのあとも彼女とは話す機会もなくて。一瞬だけ訪れた恋のチャンスに近いようななにかを逃した気がして、少しだけ悲しくなる。
「優斗、作ちゃんにかき氷作ってあげなよ」
「えー、だるいんですけど」
「まじ、優斗のせいで作ちゃんの夏は終わったんだからな」
「作ちゃんの夏終わるの早！」
「別に、夏始まってないから」
そう言いつつも、俺の様子を察したのか、瑞稀くんが優斗に作らせた、かき氷。
一口口に入れたら、甘いシロップが口の中に広がった。
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みーま(プロフ) - 最後においシャンの歌詞でてきてやられました……🤦♀️作ちゃんの良さめちゃくちゃ詰まってます！！ありがとうございます！！！ (7月27日 14時) (
レス) @page41 id: e266a86186 (このIDを非表示/違反報告)
hiレベルな小５ - こんな素敵なお話ありがとうございました！ (2020年2月17日 18時) (レス) id: 62d5677c5a (このIDを非表示/違反報告)
ちゅっきー(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！^ - ^ (2019年8月26日 2時) (レス) id: c0a7664ca3 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - 面白かったです！《*≧∀≦》私の暇な夏休みにぴったりなお話でした！ (2019年8月22日 19時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はいはいこらぼ
x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年8月13日 22時
