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まぁ座りなよーって
涼くんが自分の席の隣を、譲ってくれるから
ありがとう、と
素直にそこへ腰を下ろした
瑞稀「そういえば、最近 作ちゃんと一緒にいないよね」
涼「あー、確かに。朝とか別々だね」
……初めから、その話題、ですか、
あまりのドンピシャっぷりに
私は思わず、スカートをぎゅっと握りながら
目線を下に向ける
涼「なんか、あった、？」
でも、
涼くんの柔らかい表情が、私の顔を覗いて。
前を見ても、
瑞稀くんも、優しく 話聞くよ って
彼はひと口ジュースを飲んだ
「それが……」
お兄ちゃんが、
瑞稀くん達は私たちの関係を知ってるって
いつの日か言っていたから。
私は包み隠さず、
お兄ちゃんに言えない分を全部彼らにぶつけた
お兄ちゃんが最近私を避けていること
お兄ちゃんは避けていないって言ったけど
それは絶対に嘘だって分かっていること
本当は、もっと話したいし
とっても寂しくて、
なんなら、兄妹っていう関係性に戻ってもいいから
お兄ちゃんと一緒にいたいこと
上手く言葉が出なくて
途切れ途切れにはなってしまったものの
ふたりは、ゆっくりでいいよ と
その拙い言葉を全て拾ってくれた
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なな(プロフ) - あんずさん、完結お疲れ様でした。これ程占ツクでハマった小説は初めてでした。毎回ドキドキさせてくださって、ありがとうございましたm(_ _)m (2019年6月16日 23時) (
レス) id: b9a079c5ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず
| 作成日時：2019年6月9日 19時
